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横田一「ニッポン抑圧と腐敗の現場」⑤

慰安婦“少女像”に過剰反応する安倍首相の差別思想! 慰安婦を“嘘つき”よばわり、「キーセンは韓国の日常」と暴言

来日した元慰安婦の姜日出さん(左)と李玉善さん(右)


 直接謝罪しなかった安倍首相への怒りを露わにしのは、ソウル近郊広州市で元慰安婦が暮らす「ナヌムの家」から来た李玉善さんと姜日出さんだ。彼女たちは戦時中に旧満州(中国東北部)で慰安婦をさせられた女性である。

「私たちは強制的に連れて行かれて全身傷だらけになって帰ってきました。それなのに安倍首相はなぜ、私たちを無視して後ろに隠れてばかりいるのでしょうか」(李玉善さん)

 安倍首相の暴言については、姜さんも「ウソをついているのは(安倍首相ら)日本政府の方です。ウソをつきながら(私たちを)嘘つき呼ばわりしているのです」と怒った。

 いまだに過去の暴言を撤回も謝罪もしていない安倍首相の本音を、韓国民はこう見抜いているのではないか。「アメリカの要請で札びらと形だけの謝罪で日韓合意にこぎつけたが、本音は謝罪する気は全くない」と。

「ナヌムの家」にはカン・ドッキョンさんの追悼碑がある。安倍首相はここを訪ねて、嘘つき呼ばわりをしたことを謝罪するべきだろう。過去の暴言を撤回し、心からの謝罪がない限り、慰安婦問題の真の解決はあり得ない。
(横田 一)

最終更新:2017.11.15 06:13

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