小説、マンガ、ビジネス、週刊誌…本と雑誌のニュース/リテラ

坂上忍はいつから「ブス差別」を封印? 昔は「ブスは景色が汚れる」のキチク発言、飲酒当て逃げ事故も

『スジ論』(新潮社)


『バイキング』(フジテレビ)をはじめ、週に10本近くもレギュラーを抱える坂上忍。この年末年始も出ずっぱりで、MCとして常連コメンテーターたちをしたがえ、事件や社会問題、芸能ゴシップについて切り込む特番が毎日のように放送され、坂上の発言が連日、ネットニュースで話題になっている。

 しかし、その様子を見ていると、売れっ子ぶりとは裏腹に、発言内容がどんどんつまらなくなっている。不祥事を起こしたタレントには「信頼を裏切ったんだから、非難されて当たり前」、逮捕された有名人には「大丈夫なの、この人」「甘えてるんだよ」と罵倒し、医療大麻が欧米で認められている話が出てきても、「とにかく日本じゃ違法なんだから」と議論そのものにふたをしてしまう。過激な発言をしているように見えて、世間の常識をなぞっているだけなのだ。

 最近、出版したエッセイ集『スジ論』(新潮社)でも同様だ。挨拶の声が小さい若手社員に激怒し、先輩からの無茶な飲みの誘いに乗ろうという意欲のない若手俳優にだらしない、と叱咤する。さらには、こんなもっともらしい説教まで書いている。

〈連載の仕事を引き受ける。原稿には〆切が付き物だ。内容は度外視して、まずは〆切を守ることから始めるのがスジである。それがあった上でのクオリティの濃淡であり、それ等を乗り越えてはじめて、信用の入り口に辿り着けるのではないか?〉

 うーん、なんというもっともすぎる発言。でも、ちょっと待ってほしい。坂上忍ってそもそも、他人にそんなエラソーに「常識」を説教できるような人間なのか。坂上自体、彼が説教しているようなルール違反や、周りの信頼を裏切るような無責任な行動をさんざん繰り返してきた人間ではなかったか。

 たとえば、有名なのが、1995年に飲酒当て逃げ事件で逮捕された一件だ。坂上はこのとき、友人の俳優宅でのパーティで酔っ払っていたにもかかわらず、当時、噂になっていた女優の山本未来と車で帰宅。途中で道路脇の電柱に激突し、電柱を根元から折ってしまうという交通事故を起こした。

 しかも、坂上は大破した車に再び乗り込んで逃走を図り、パトカーと20分間にわたってカーチェイスを繰り広げ、酒気帯び運転で警視庁北沢警察署に現行犯逮捕されたのだ。

関連記事

編集部おすすめ

話題の記事

人気記事ランキング

話題のキーワード

リテラをフォローする

フォローすると、タイムラインで
リテラの最新記事が確認できます。