「(力を込めて)でもやっぱり、一人ですよ。出かけない限り一人。朝食も一人だし、夜だって毎晩外食というわけにもいかないし」
さらに稲垣は好きな人でも毎日一緒にいるとダメなタイプだと自分を分析しているのだが、そんな自分さえも、かなぐり捨てるように結婚に対する“希望”、いや強い前向きなほどの“願望“をこう語ったのだ。
「でも、もしかしたら毎日一緒にいても大丈夫な人っているんじゃないか、そういう人がいたら結婚してもいいのかなと思うんです。どうなんでしょうか」
ついには、
「東山さんが結婚されたのは44歳ぐらいだったと思いますから、僕もそうなるかもしれませんね。相手はどういう人がいいと思います?」
と、具体的な年齢まで語り、相手の相談までし始めたのだ。稲垣がこれまで強い結婚願望を吐露したのはおそらく今回が初めてだろう。年明けからの解散騒動のインパクトで忘れそうになるが、つい昨年は半同居人の男性「ヒロくん」なる人物の存在が話題になり、結婚などあり得ないくらいの勢いだったのに。
いや、稲垣だけではない。SMAP独立騒動以降、メンバーたちからこれまでだったらありえない“結婚”についての発言が飛び出し話題になってきた。例えば、これまで結婚について全否定とも思える発言を繰り返してきた中居正広だったが9月21日深夜放映の『Momm!!』(TBS)で、「いつかは結婚しようと?」質問されると「しようと思います」と断言し、「結婚もしなきゃいけないし、子供もつくらなきゃいけない」などと語ったことが話題になった。
また、7月20日には『おじゃMAP!!』(フジテレビ)で香取慎吾が「来月結婚します」と本気とも冗談ともとれる発言をして物議を醸したことも。
SMAP解散が近づくにつれメンバーから次々と飛び出す“結婚願望”発言。これまでジャニーズタレント、とくに国民的アイドルとして事務所の屋台骨を支えてきたSMAPにとって結婚は大きなハードルがあった。そんななか唯一、木村拓哉だけが特別扱いされてきた不満も当然あったはずだ。また自分たちの恋愛や結婚までもが事務所にコントロールされてきたことへの鬱憤も。