左「青山繁晴の道すがらエッセイ」より/右・中川まさはる(なかがわまさはる)公式サイトより
本サイトが参院選投開票日にお届けする極右候補者リスト、通称「ウヨミシュラン」。この記事では☆2つと☆1つの候補者を紹介していく。☆ふたつに関しては北から地域別にリストアップした(比例代表は最後)ので、ぜひ、まだ投票を済ませてない人、誰に一票を投じるべきか悩んでいる人は、リストにある候補者の名前だけでもチェックしてほしい。なお、とりわけヤバい☆3つ候補者については同時配信の別記事でじっくり書いているので、そちらもあわせてご覧いただきたい。
それでははりきって、まずは☆2つの極右候補者を紹介していこう。
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■北海道・東北ブロック
☆☆ 長谷川岳(自民党/北海道)
第三次安倍内閣で総務大臣政務官。日本会議国会議員懇談会(以下、日本会議議連)所属。靖国参拝に熱心で、秘書がブログで「長谷川参議、実は国会議員の中で一番訪れているのではないでしょうか? 朝のランニングコースに入っているそうです・・」と綴るほど。
☆☆ 柿木克弘(自民党/北海道)
新人だが、自民党道連副会長などを歴任。日本会議地方議連に所属。首相の靖国参拝や「道徳教育の充実」に賛成。なお、新党大地の鈴木宗男が全面的にバックアップし、自民党本部も同じ選挙区の長谷川氏よりもこちらを積極的に支援。原発政策などの考え方がより安倍首相に近いタカ派だからか。
☆☆ 山崎力(自民党/青森)
読売新聞記者出身の元参院予算委員長。日本会議議連、神道政治連盟国会議員懇談会(以下、神道議連)所属。2013年、沖縄・普天間移設を巡って稲嶺進名護市長(当時)と論争になった際、山崎氏は「震災がれきの受け入れで、焼却場の前にバリケードをはるような国民性だ」などと述べた。“地元の反対があっても政府の言うことなんだから聞け”という辺野古移設の強要、国民軽視である。
☆☆ 熊谷大(自民党/宮城)
神道議連。稲田朋美政調会長が会長を務める「伝統と創造の会」所属。「伝統と創造の会」は終戦記念日に靖国参拝したり、保守系学者を呼んで勉強会などを行う若手極右政策集団。熊谷氏は公式サイトで「最優先で取り組みたい」こととして「教育」をあげて、〈震災によって子どもたちは深い傷を心に負ってしまったことは事実です。しかしその一方で、自分たちこそが頑張らなければという強い郷土愛に満ちあふれた若者たちがたくさん出てきています〉とする。被災地宮城で、3.11を“愛国心の強制”につなげようという意図が透けて見える。
☆☆ 岩城光英(自民/福島)
第三次安倍内閣の法務大臣。神道議連所属。今年4月の靖国参拝時には「国務大臣」の肩書きで記帳。ちなみに、参院選前の朝日新聞社によるアンケートでは「治安を守るためにプライバシーや個人の権利が制約されるのは当然だ」との問いに対し、「どちらかと言えば賛成」と答えている。さすがは安倍政権の法相といったところ。