「私も週刊誌に過去を暴露されたときは親に迷惑をかけたり、元勤務先からも『日経のブランドに傷をつけた』など、やっぱりいろいろ言われました」(前掲「SPA!」より)
そんな過去を踏まえ、鈴木氏はこんなことも語っている。
「一般人として結婚や恋愛をしようとしたとき、どうしても元AV女優という肩書は鎖のように行動を制限してきます。だからこそ常に、『自分は他人や世間からどう見られているのか』を考える必要があります。肩書の力が強すぎるからこそ、公表したらどう見られるか、損得はどれくらいかなど、元AV女優は人一倍“世間の空気を読む力”が問われてくるのです」(同前)
AVに出演していたという過去が、まるで「犯罪」のように扱われる偏見や差別がなくなり、過去にとらわれずひとりひとりがのびのびと自分の能力を発揮できる社会が一日も早く来ることを願うばかりだ。
(田中 教)
最終更新:2017.12.05 10:22