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●SMAP報道の舞台裏を改めて検証!芸能記者匿名座談会(後)

『スマスマ』公開処刑の舞台裏とSMAPのこれから…そして芸能マスコミはなぜジャニーズに弱いのか!?

A ただ、そうなると、かなり求心力は弱まる。ジュリー氏はメディアだけじゃなくて、社内のスタッフ、タレントの間でも評判がよくない。とにかく、アイデアも人望もなくて、金勘定のことしか言わない、と。「ジュリーさんじゃ、会社がもたない」とはっきり言うスタッフもいる。タレントもどんどん離れて押さえが効かなくなり、それこそ、バーニングやケイダッシュの草刈り場になってしまうんじゃないか、と。

B 今回、報道の裏側で周防氏の動きが取りざたされているのも、その予兆じゃないか、という人もいるね。

A そんなところから、ジャニーズ事務所の幹部の中には、メリー氏の死後に飯島氏を会社に戻したいと考えている人たちもいるようだ。飯島氏については、IT企業に幹部として招かれたとか、幻冬舎で本を出すんじゃないかとか、いろんな噂がとびかっているけど、その可能性が一番高い気がする。

D でも、飯島氏が戻ってきても、もう手遅れな気はするけどね。今回の一件で、ある種、ジャニーズに対する幻想が壊れた部分があるでしょう。最近、『SMAP×SMAP』の視聴率が10%を割り込んだと話題になったけど、嵐の番組なども低迷している。ジャニーズ事務所はこれからゆっくりと、崩壊に向かって進んでいくんじゃないか。まさに今回の出来事は“終わりの始まり”なんじゃないかという気がするんだ。


●スポーツ紙J担がジャニーズにさからえない“理由なき理由”

──でも、今回、“幻想が壊れた”とか“終わりの始まり”というのは、芸能マスコミもそうじゃないですか。ワイドショーやスポーツ紙がジャニーズ相手だと何も書けない、まったく信用できないことが、今回の件で、全国民に知れ渡ってしまったというか。

A それを言われると、耳が痛い(笑)。日常的にはそれが普通になってるんで麻痺してるけど、こうやって改めて振り返ってみると、この弱腰ぶりは自分でも情けなくなるね。

──不思議なのは、なぜスポーツ紙がジャニーズに弱いか、なんですよ。テレビはビジネス的にも完全にジャニーズに依存しているからまだわかる。でも、スポーツ紙がジャニーズに気を使って何かメリットがあるんですか。ネタをくれるとか、ジャニタレを出すと新聞がすごい売れるとか。

C バーニングは裏で他のプロダクションのタレントのスキャンダルネタをくれるけど、ジャニーズはネタはくれない(笑)。普通に主演映画とかコンサート情報をくれるくらい。売れ行きも別に関係ないね。たとえば、スポニチは正月に嵐のインタビューを掲載すると、1〜2万部くらいは売れ行きが伸びるらしいけど、年に一回、売上でせいぜい200万円から300万円だからねえ。

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