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新国立競技場でまた失言! こんな森喜朗がなぜ五輪組織委会長なのか? 安倍首相によるゴリ押し経緯が明らかに

 猪瀬の体質はともかくとして、この主張は正論だった。五輪は都市開催であり、決定権は都とJOCにある。

 だが、森の会長就任を阻止しようとする猪瀬に対して、官邸=森喜朗サイドは猛然と反撃に出た。まず、森氏が「文芸春秋」13年11月号に手記を寄せたのだが、そこにはこんな猪瀬批判が書かれていた。

「(猪瀬知事が)自分の力でやったと思い込んでいるところが可愛らしいけど、彼が英語でスピーチしたところで招致には大した影響はない」
「むしろ何も知らない猪瀬知事で正解だった。逆にもう少し五輪招致に首を突っ込んでいたら、我々の描いた戦略どおりには行かなかった可能性もある」

 また、裏では、官邸サイドから、猪瀬知事やJOCに相当な圧力がかかったという。

「猪瀬さんのところには、いろんなルートで『森さんをなんとか会長に』という話がきていましたし、JOCの竹田恒和会長も途中から完全に、『森さんでいいんじゃないか』という感じになってしまっていた。だが、猪瀬さんはがんとして首を縦にふらなかった」(東京都関係者)

 ところが、11月末、猪瀬知事に徳洲会グループからの5000万円が発覚。猪瀬氏は五輪どころではなくなり、官邸はその間に一気に、外堀を埋めて、森氏の会長就任の正式決定に向けて動き始めたのである。

 実際、猪瀬氏にスキャンダルが浮上する前後の11月、安倍首相と森氏は首相動静で公表されているだけでも、実に3回も会っている。いくらかつての親分だからといって、現役首相が政治家を辞めた元首相にこの頻度で会うのは異常だろう。

「そんなところから、猪瀬氏に近い関係者の間では、このスキャンダルが官邸=森サイドの仕掛けだったのではないか、という疑念も持っているようです。第一報は朝日新聞のスクープだったんですが、森さんが流したのではないか、と。まあ、そこまではちょっと陰謀論がすぎるとしても、官邸がこのスキャンダルを使って猪瀬氏に揺さぶりをかけていたのは間違いない。検察が捜査に乗り出したことで、猪瀬氏としても、官邸にさからえなくなったんでしょう」(政界関係者)

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