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流行語大賞決定でネトウヨがまた的外れ攻撃! ベスト10 に「アベ政治を許さない」「SEALDs」が入っただけで…

新語・流行語大賞公式ウェブサイトより


 昨日、「2015ユーキャン新語・流行語大賞」が発表され、年間大賞に「トリプルスリー」と「爆買い」が選ばれた。

 だが、この2語が今年を象徴する言葉だとは、どうにも腑に落ちない。中国人観光客が日本で大量の買い物を行う「爆買い」は一時期盛り上がっただけだし、「トリプルスリー」なんて人気も下火の野球界の記録の話。正直なところ、熱心な野球ファンしか気に留めていなかった話題ではないのだろうか。

 この結果に、一部では「選考委員が日和ったのでは?」という声が挙がっている。というのも、今年の新語・流行語のノミネートが発表された段階から、「安保法制に批判的な言葉ばかりがノミネートされている!」とネトウヨががなり立てていたからだ。

 それで、政治絡みの言葉を排除した結果、こういうインパクトのない言葉になってしまったのではないか、というわけだ。

 もっとも、トップ10には「アベ政治を許さない」と「SEALDs」が入っており、今度はこれに右派が噛み付いている。

「産経ニュース」は早速、選考委員長の鳥越俊太郎氏が安保法制反対派の抗議運動「『アベ政治を許さない!』国民の一斉行動デー」の呼びかけ人であることを挙げて〈“身内びいき”“自画自賛”と受け止められかねない〉と批判。もちろん、ネトウヨたちも一緒になってわめき散らしている。

 しかし、新語・流行語大賞は、なにも現在の選考委員になって政治的になったのではない。新設当時から政治に批判的な言葉を選んできた実績があるのだ。以下、そのことを紹介した記事を再録する。

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