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マイナンバー制度で「キャバ嬢」が激減する? 会社バレ、家族バレ恐れて副業キャバ嬢の3割が退職の調査結果

 マイナンバー制度の開始により、多くの副業キャバ嬢がいなくなると巷間言われている理由はここにある。副業が禁止されていない会社なら良いが、それでも特別徴収のままであれば会社にキャバクラで働いていることが明るみになる可能性がある。それでもOKならば良いが、職業に貴賤はないと言うものの、キャバ嬢との副業にまったく嫌な顔をしない一般企業というのも少ないはずだ。

 さらに、このマイナンバー制度によって「家族バレ」の危険性も高まる。

〈専業主婦のキャバクラ嬢はもっと大変だ。夫は毎年11 月頃に「給与所得者の扶養控除(異動)申告書」を会社に提出している。ここには家族のマイナンバーを記入する欄がある。専業主婦のキャバクラ嬢はキャバクラに提出したマイナンバーと夫が会社に届けたマイナンバーがひもづけられて、合計所得額38万円以下(65万円の給与所得控除があるのでパートやアルバイトの身分で働けば103万円まで)の配偶者控除の枠からはみ出して、夫バレする可能性が高まる〉

「パートの時間を増やした」など、別の理由で乗り切れない限りこれまで通りというわけにはいかなくなる。夫公認のキャバ嬢であれば問題ないが、そういう人はおそらくそんなにいないだろう。

「東洋経済オンライン」15年9月29日付の記事によれば、これを機に副業キャバ嬢を辞めようと思っている人は29.9%にもおよぶという(門倉貴史「夜の街で働く「副業キャバ嬢」がいなくなる日」)。副業で働く人も多く、その「素人感」が人気の要因でもあったキャバクラは、マイナンバー制度の本格運用を境に大きな転換期を迎えるのかもしれない。

 このような「税金」をめぐるあれこれもそうだが、キャバクラ業界には他にも意外なルール・慣習が数多く存在する。同書からいくつかご紹介してみたい。まず、席に座りキャストのお姉さんと話すとき、なんの仕事をしているか聞かれることがあるが、実はそれにはこんな理由があった。

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