左・OKAMOTO'S OFFICIAL WEBSITEより/右・吉本興業株式会社HPより
ダウンタウン浜田雅功といえば、コテコテの関西弁による激しいツッコミが印象的だが、その息子であるミュージシャンのハマ・オカモト(OKAMOTO’S)は、ひ弱なシティボーイだった!?
作詞家の松本隆を特集した「BRUTUS」(マガジンハウス)2015年7月15日号に掲載された、松本隆×OKAMOTO’Sの新旧シティボーイ対談では、意外な浜田雅功の息子の姿が語られている。
父親の印象が強くて少し違和感を覚えてしまうが、ハマ・オカモトは、れっきとした東京生まれ東京育ち。和光幼稚園に入学し、そのままエスカレーターで進学し続けている。バンドのメンバーも中学・高校の同級生であり、60年代~70年代のロックやソウルの影響を感じさせる渋い音楽性ながらも、たしかにOKAMOTO’Sはどこか東京世田谷近辺育ちの品の良さを漂わせる。
対談ではハマ・オカモト自らも「ひ弱な東京っ子です」と語るが、「東京」という街には、特別深い感情はないようで、「最近やたら「東京っ子」と言われるようになりまして。でも、東京に生まれ育つと「東京」に対して無自覚になっちゃうんです」と、飄々と言う。
しかし、取材中に部屋にハチが入ってくると、「ハチが入ってきた! 僕ら、ホント虫が苦手なんです。だから夏フェスや野外ステージは大変。虫が怖くて」とメンバー皆で逃げ回るあたりは、いかにも東京シティボーイっぽさを感じさせるのであった。
以上、普段、父の浜田雅功がテレビで見せる的確ながらも“暴力的”なツッコミからは想像もできないハマ・オカモトの“ひ弱”っぷりだが、それには理由がある。