★10位★ ジャニーズ支配は今年も健在。一方、AKBはタブーが破られる?
前述したバーニングとともに芸能界のタブーとして知られるのが、ジャニーズ事務所と新興勢力であるAKB48グループ。ジャニーズでいえば、今年10月に山下智久がトラブルとなった一般人の携帯電話を奪い去った事件によって警視庁麻布署に書類送検されたが、ワイドショーやスポーツ紙などのジャニーズ御用メディアは完全無視。ニュースでさえ書類送検のことを「捜査書類を送付」と妙な表現に言い換えて伝えるというジャニーズへの気遣いを見せた。他方、AKBも今年はメンバーの恋愛スキャンダルが「週刊文春」によって数々と暴露されたが、もっともダメージが大きかったのは握手会での暴行事件。これにより一時は握手会の存続も危ぶまれたが、AKBの運営であるAKSは批判を封じるためにスポーツ紙の担当記者に擁護記事を書かせるべく、その論調までをもレクチャー。この情報誘導によって生命線である握手会を再開させた。
だが、AKBに関しては、ここにきてメディアに対する威力が衰え気味。ジャニーズ同様、カレンダーや写真集などの“利権”を各社に分配することでメディアを支配してきたが、肝心の売り上げが伸び悩み、メディアがAKBからの手の引き際を考えはじめつつあるのだ。はたして来年は、「文春」以外もAKBスキャンダルに参戦するのか、注視したい。
ざっと振り返っただけでこの量になってしまったが、いかがだっただろうか。企業タブーに芸能タブー、作家タブー、宗教タブー、そして憲法や原発再稼働問題にかかる政権批判タブー……今年もメディアはタブーだらけだったことがおわかりいただけたかと思う。まさしく暗澹たる状況で、新年を前にため息が洩れてしまいそうだ。
しかし、このような腰砕けの大手マスコミに代わって、本サイトは引きつづきタブーのないサイトづくりを行っていく所存だ。もちろん、今回のようにメディアのタブーもどんどん監視していくつもりなので、どうか来年も愛読していただきたい。
(編集部)
最終更新:2014.12.31 11:16