高市早苗公式HPより
高市早苗・経済安保担当相の見苦しい嘘と言い逃れ答弁が止まらない。放送法の解釈変更をめぐる総務省の行政文書問題について、当初、「怪文書」「捏造だ」と全面否定、“捏造でなければ議員辞職する”と啖呵を切っていたのに、総務省が行政文書だと認めると、しれっと「内容が不正確」などと表現を変更。それを指摘されると、今度は「捏造と言うと言葉がきつすぎるので、あえて繰り返しは使わない」と、理屈にならない理屈を強弁した。
文書に登場する「大臣レク」をめぐる態度も同様だ。高市大臣は当初、「レクを受けたはずもございません」と真っ向否定したが、総務省が「大臣レクがあった可能性が高い」と認めると、「レクを受けた可能性はあり得る」と一変。 “あり得たレクはNHK予算にかんするもので放送法についてではない”などと主張し始めた。
挙げ句、15日の参院予算委員会では、問題の追及をおこなった立憲民主党の杉尾秀哉・参院議員に「私が信用できないのであればもう質問しないでほしい」と、大臣にあるまじき国会を冒涜する暴言を吐く始末。
自身の保身のために行政文書の信用・信頼性を毀損しつづけるばかりか、根拠もなく強気に啖呵を切り、貴重な審議時間を削っていく……。その醜態は、虚偽答弁を連発して国会をかき乱した安倍晋三・元首相とそっくりだ。
実際、高市大臣の“嘘つき”ぶりはいまにはじまった話ではない。たとえば、昨年、会合で高市大臣が「(安倍晋三・元首相の)国葬反対のSNS発信の8割が隣の大陸からだった」と発言したと三重県議が投稿したことに対し、高市大臣は「そのような発言をすることはない」「そもそも大陸という言葉は使わない」などと否定したが、「AERA.dot」の取材に対し、会合に出席したある市議は、高市大臣からその旨の発言があったことを証言していた。
また、統一教会との関係についても、ここにきて、大嘘をついていたことが判明した。