松井市長はオミクロンほったらかしで、ヒトラー問題と立憲叩きを延々ツイート
さらに重大なのは、コロナにおいて大阪が異常な状況に陥るのは今回がはじめてなどではまったくなく、何度も繰り返されてきたということ。本サイトでは繰り返し指摘してきたが、在阪メディアを中心に吉村知事のコロナ失策を検証・追及することもなく礼賛報道にかまけ、「コロナ対策で手腕を発揮!」「「大阪モデル」などで被害を最小化」などとヨイショを繰り広げてきた。その結果、吉村知事や松井一郎・大阪市長は何ら反省することなく、今回の第6波でも感染拡大防止策をおざなりにし、国政の野党攻撃に勤しんできた。
実際、この1週間の松井市長のツイートを見てみると、立憲民主党叩きや維新アピールばかりで、まるで第6波など起きていないかのよう。たとえば憲法審査会の開催をめぐり〈立憲の皆さんはルールを捏造してでも議論を邪魔するにですね。〉とイチャモンをつけたり、前言を翻してのカジノへの税金投入を批判したツイートに対し〈土地賃貸料が年間25億、交付金が1,100億〉と“取らぬ狸の皮算用”的反論とか、門田隆将氏や維新議員たちの立憲批判をリツイートしたり、米山隆一衆院議員の維新批判を揶揄するひろゆき氏のリツイートしたり……。コロナに関するツイートは、3回目のワクチン接種に関する大阪市広報の告知ツイートを2回リツイートしただけだ。
これでは、危機感がなくなって、悲劇が繰り返されるのも当然だろう。
しかも、今回の入院基準の変更によって早期入院・治療ができなくなれば、今後、大阪ではさらに重症者および死亡者が増えていくことは必至。実際、大阪府下に4つの病院を持つ社会医療法人弘道会の生野弘道理事長は「中等症患者に適切なタイミングで治療できなければ、症状が重くなり重症病床を逼迫させる恐れがある」と述べている(毎日新聞2月6日付)。
全国でも突出した最悪の状況を生み出しつづける、最低の知事。この明々白々の事実が報じられないことの弊害によって、再び医療崩壊は起こった。そう言うほかないだろう。
(編集部)
最終更新:2022.02.08 08:36