浜野謙太、渡辺満里奈、相島一之らも具体的な政策に言及
たんに投票を呼びかけるだけでなく、具体的な政策への支持・批判、さらには投票行動まで明言した、これらの発言は高く評価したい。しかし、懸念されるのは、彼らがまたぞろ「芸能人が政治発言するな」というバッシングを受けかねないことだ。
実際、これまでも政権や自民党の政策を批判したり、野党の支持を表明した芸能人には、かならずといっていいほど激しいバッシングが浴びせられ、仕事を干されるケースも少なくなかった。
だが、欧米では、トップアーティストや映画スターが支持する政党や大統領候補を表明するのは、別に不思議でもなんでない。それがタブーとされる日本のほうがおかしいのだ。
ドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』(TBS)や『いだてん』(NHK)などで知られる売れっ子バイプレーヤーでありながら、ネトウヨの攻撃にも臆することなくガンガン政権批判などをツイートしてきた古舘寛治が、この芸能人の政治発言問題について、まさに本質を突く発言を行なっていた。
菅田将暉らの動画を知り、〈すげ〜!こんな有志の行動がっ!!! 日本人が変わろうとしてる?? 俺も参加したかった!笑〉(10月16日)とツイートしていた古舘だが、翌日、こんな投稿をしていた。
〈著名人に政治発言をもっとしてほしい と言う声がたくさんありますが、政権交代すればみんなできるようになります。今はメディアでさえ忖度する。なぜか?権力が長年固定化したために強力化したからです。絶対権力には逆らえない。権力移譲が必要なんです。さぁ政権交代!〉(10月17日)
まさにその通りだ。メディアや著名人が自由に政権を批判できるような言論状況をつくり出すためにも、自民党政治をストップするしかない。
(編集部)
最終更新:2021.10.31 05:04