高市支持のネトウヨが総裁選報道に「高市潰し」、世論調査も「操作されている」と陰謀論
このコロナ禍でトンデモデモが開催されなかったのは救いだが、しかし、この騒動は高市氏の支持層と高市氏の本質をよく表しているといえるだろう。
実際、高市氏のトンデモな支持者は、この大行進を企画した反ワクチンの極右活動家だけではない。ネットを見ると、ふだん、“大東亜戦争”を全面肯定し、ヘイトを連発しているネトウヨたちがこぞって高市氏を支持。まるで新興宗教の信者が教祖を崇めるようなセリフを連発している。
「総理大臣は高市早苗さんしかない」「ブレない高市さん素敵」「早苗! ! ! ! ! ! !最高だ! ! !」さらには、「令和の卑弥呼」「現代の神功皇后」「高市早苗は天照大御神の再来」という声まで……。
また、総裁選が本格化して以降は、マスコミ報道に対して陰謀論をわめきたてているネトウヨも少なくない。
冒頭で紹介した総裁選討論会に対してもそうだったが、少しでも高市氏の発言が少なかったり、高市氏に批判的な発言があると、「中韓の手先のマスコミが総出で高市さんを潰そうとしている」などと、声を上げているのだ。
「うちもそうですが、テレビ各局には、『扱いが小さい』『批判するな』と抗議が殺到しているようです。そのため、各局とも、途中から、高市さんには気を使うようになって、泡沫扱いしないで、ネット人気が高いことを強調するようにしていますね」(テレビ局関係者)
あげくは、マスコミ各社が調査している自民党総裁選候補者の支持率にまでケチをつけ始めた。ネットでは高市氏が支持率トップであることを持ち出し、「世論調査が操作されている」とがなりたてているのだ。
これまた、トランピストそっくりだが、しかし、ネトウヨたちが高市氏に熱狂して騒げば騒ぐほど、一般国民がドン引きし、高市氏の支持が広がりづらくなっていることだ。高市氏サイドもそのことがわかっているからこそ、右翼性を抑制し始めたのだろう。
しかし、本サイトとしては、ネトウヨのみなさんには遠慮せず、もっともっと熱狂してもらいたい。それが高市氏の本質と危険性を国民に広く知らせることになるはずだ。
(編集部)
最終更新:2021.09.19 11:51