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大阪死者続出なのに『めざまし8』で谷原章介、3時のヒロイン福田麻貴らが「吉村知事はタイプ」「肌がきれい」話で盛り上がる異常

3時のヒロイン福田麻貴、河崎環、谷原章介、若狭勝まで「吉村さんはイケメン」「肌がきれい」

 あ然とするようなやりとりだ。発言を撤回してしまったが、兵庫県明石市の泉房穂市長が「病床が確保できていないのに、私権制限はやってはいけない。政治家の責任放棄で、失格だ」と批判したように、吉村知事の「私権制限」発言は責任逃れのための責任転嫁でしかない。それを「みなさんを守るために働いている吉村さんのお気持ち、立場、すごくわかる」と前置きすることはもちろん、「政治家の強いリーダーシップが必要」などのとまるで私権制限が必要であるかのような話にまとめるって、やっていることは完全に吉村知事のアシストだ。

 しかし、もっと酷かったのはこのあと。スタジオでは、呆れ果てて開いた口が塞がらなくなるようなトークがはじまったのだ。

 まず、唐突に谷原が「なんか最近、吉村さんの顔がどんどんどんどん疲れていっている気がするんですけど」とコメンテーターの3時のヒロイン・福田麻貴に話題を振るのだが、すると福田はこんなことを言い出した。

「そうですね、さすがにまあ長期戦で疲れているとは思うんですけど。いまCM中に、河崎さんから『吉村さんどう思う?』って言われたんで、政治的なことかな?と思ったら、『タイプかどうか』(と訊かれた)」

 ここでスタジオでは笑いが起こり、すかさず谷原はコメンテーターでコラムニストの河崎環に「(吉村知事が)タイプなんですか?」と質問。河崎は「いやいや、世間でイケメンって言って『吉村さん好き』って言う人もいれば、『なんかちょっと私、吉村さんはうーん』って言う人もいるので、『どう?』ってちょっと訊きました。すみません、しょうもない話して(笑)」とコメントしたのだった。

 大阪では医療崩壊によって救えたはずの命が救われず、自宅で亡くなる人が多数出ている。そんななか、テレビでは「吉村さんはタイプか?」「イケメンか?」という弛緩しきった会話が垂れ流される──。絶句するしかない光景だが、しかし、このどうでもいい話題はその後もつづく。

 谷原は性懲りもなく「福田さんは(吉村知事はタイプ)?」と質問し、福田が「タイプです!」と元気よく返事すると、スタジオでは「おっ!」と歓声。さらに谷原が「肌がきれいよね、吉村さん」と言い出すと、今度は若狭弁護士もトークに加わったのだ。

若狭「私もね、タイプなんですけど。彼が司法修習生のときに私は教官をやっていたんですよ。だから教え子みたいなもんで、ほんとナイスガイですよ」
谷原「どんな生徒だったんですか?」
若狭「本当にいまみたいにさわやかだし、いまのような感じがずっとつづいているような感じ」
谷原「真面目な。なるほど。全部背負いすぎているみたいな感じもするんですけどね。吉村さん、頑張ってください!」

 このように、「イケメン」「肌がきれい」「ナイスガイ」「さわやか」ときて、最後は「全部背負いすぎている」「頑張ってください!」と吉村知事にエールを送って締めくくられたのだ。

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