橋下徹が「コロナを受け入れ拒否の民間病院」を批判も、真の原因は公立病院の医療を弱体化させた維新だ
しかも、卑劣なことに最近では、苦境に立たされている病院や医療従事者までをもスケープゴートにするような言動を見せている。
維新応援団の三浦瑠麗氏や維新生みの親の橋下徹・元大阪市長は、ここのところ「今の日本の医療体制ではコロナ対応していない医療機関や医療従事者が多すぎる」「コロナを受け入れているのは公的病院ばかりで、民間病院がコロナを受け入れていない」などと、民間病院叩きを始めている(本日6日におこなわれた日本医師会の中川俊男会長の会見で見事に反論されていたが)。
これは、吉村知事が12月18日に読売新聞のインタビューで、コロナ病床がある病院は現在約85カ所(12月18日現在)であるとして、府内の約500病院すべてに入院患者の受け入れを要請することも検討していると語ったことと連動してのものだろう。
そもそも公的病院を削減し民営化を進めてきたのは、橋下徹以来の維新府政だ。同じ18日のインタビューで、吉村知事は「懸命に働く看護師らの収入が減るような状況はあってはいけない」とも語っているが、看護師を削減してきたのも、看護専門学校への助成金を削減し閉校に追い込んできたのも、維新府政だ。
吉村知事の頭にあるのは、スケープゴートを仕立て上げ自分の失政を隠し、“やってる感アピール”をすることだけ。本サイトでは、12月10日に〈この男はおそらく府民全員が命を落としかねない事態になっても、「私はこんなことをやってる」と“やってる感”を演出し続け、「この状況は○○のせいだ」と責任転嫁を続けるだろう〉と書いたが、まさにそれが現実になっている。
この嘘つき知事をなんとかしないと、これからもまだまだ多くの大阪府民の命が失われることになるだろう。
(編集部)
最終更新:2021.01.06 11:46