小説、マンガ、ビジネス、週刊誌…本と雑誌のニュース/リテラ

menu

周庭さん移送、香港の言論弾圧激化のなか『電波少年』出演のチューヤンが日本の人たちに連帯のRT訴え

周庭さん移送報道も日本メディアは香港問題に関心なし…そんななか『電波少年』出演のチューヤンが日本の人たちに連帯のRT訴えの画像1
チューヤンTwitterより


 抗議デモを煽動したなどとして、昨年12月に禁錮10カ月実刑という異例の判決を受け刑務所に収監されていた、香港の民主運動家・周庭(アグネス・チョウ)氏が、重大事件用の刑務所に移送されたと現地メディアが報じた。

 デモという当然の権利を行使しただけで、禁錮10カ月という判決も異常だったが、今回の移送先は本来殺人などの重罪を犯した受刑者用の刑務所で、移送は非常に不条理きわまりないものだ。

 周氏が収監後も、面会した友人や支援者らを通じて、SNSでメッセージを発信し続けていることが影響しているのではないかという見方もある。

 中国政府の香港に対する人権弾圧・民主主義破壊は2021年も止む様子はなく、国際社会の一員として、隣人として、日本政府も強い抗議の声をあげるべきだし、メディアもっと大きく取り上げるべきだ。

 しかし、日本政府は国際社会に申し訳程度に懸念を表明するだけ。メディアもあまり大きく取り上げない。

 そんななか、日本と関係の深い人物が香港の状況を示唆し、SNSでの拡散を呼びかけた。

 その人物とはチューヤンだ。チューヤンといえば、30代以上の人はご記憶だろう、90年代後半に日本テレビのバラエティ番組『電波少年』で、猿岩石、ドロンズに続く、ヒッチハイク企画の第3弾として、アフリカ・ヨーロッパ大陸縦断のヒッチハイクに挑戦した人物。

 猿岩石とドロンズがもともとお笑いコンビだったのに対し、第3弾では香港出身で日本語を話せないチューヤンと、日本の俳優・伊藤高史という知り合いでもなく言葉も通じない2人がコンビを組んで挑戦するというさらにハードルの高いものだった。ちなみに2人のコンビ名は「朋友(パンヤオ)」で、広東語で「友だち」という意味だ。

 そのチューヤンが12月11日からツイッターを始めた。ツイートの多くは一緒にヒッチハイクをした伊藤高史や松本明子など電波少年仲間とのやりとりなのだが、時折、香港問題のことを指していると思われるツイートをしている。

 たとえば、12月16日から20日かけては、こんな投稿をしていた。

〈今年の7月 香港全員の左耳なくなった とっても不思議な事 何時もツコミ担当の僕またボケに戻っちゃったね 何ぜ分からん 僕の夢急に日本語なったよ 日本の皆はもの凄香港を応援してる 僕は日本語書なきゃあと思った!〉(12月16日)

〈香港の皆の左耳なくなったね
左耳入 右耳出 だから聞こえないの
僕は今とてもとても寂しい そんな寂しい自分 びっくりしました でも大丈夫 なんとか 僕できる事が有るかもしれない 僕はピピねません 日本語話していでねバば何とかなる!ゴールまであと282日間
皆ちゃんと聞こえるかなぁ⋯〉(12月20日)

関連記事

編集部おすすめ

話題の記事

人気記事ランキング

カテゴリ別に読む読みで探す

話題のキーワード

リテラをフォローする

フォローすると、タイムラインで
リテラの最新記事が確認できます。

プッシュ通知を受け取る 通知を有効にする 通知を停止する