安倍首相の地元事務所秘書が買収にも関与か?河井克行被告が現金を渡した後に安倍首相秘書が…
そして、買収行為についても、この安倍事務所の秘書が関与していたのではないかという疑惑が浮上している。
昨年5月、克行前法相が広島県議サイドに金を渡したあと、安倍首相の秘書がこの県議を訪ねて案里氏への支援を求めていたことを、共同通信が報じたのだ。しかも、この広島県議以外でもこうしたパターンが繰り返されていたという。
「克行前法相はLINEグループで、案内役のスタッフに安倍首相秘書のまわり先を細かく指示していた。つまり、克行氏がまずお金を配り、そのあとに、安倍首相の地元秘書がそのお金を渡した相手に会いに行くという流れだったようだ。検察では、この作戦を立てたのも、安倍首相の地元事務所の秘書ではないかと見ていた」(全国紙司法担当記者)
さらに、安倍首相の秘書については、自民党から交付された1億5000万円をめぐっても疑惑がささやかれている。
そもそもこの1億5千万円については、安倍首相のツルの一声で出た“安倍マネー”だったというのは既定の事実となっている。
実際、自民党本部が、河井夫妻それぞれが代表を務める政党支部に選挙資金を振り込む前後に、安倍首相と河井克行容疑者が繰り返し官邸でふたりきりで面談していた事実も判明している。
たとえば、自民党が案里容疑者を公認したのは3月13日のことだが、その前後の2月28日と3月20日に安倍首相は克行容疑者と単独で面会。このあと4月15日に自民党本部は案里容疑者が代表を務める政党支部に1500万円万円を振り込み、その2日後である4月17日にも、安倍首相は克行容疑者と単独で面会をおこなっている。
さらに、その後、5月20日に自民党本部は案里容疑者の政党支部に3000万円を投じているが、その3日後の23日にもまた安倍首相は克行容疑者と単独で面会。6月10日には案里容疑者の政党支部に3000万円、克行容疑者の政党支部にも4500万円が、さらに同月27日には克行容疑者の政党支部に3000万円が振り込まれているが、その巨額の振り込みがなされた前後にあたる同月20日にも安倍首相は克行容疑者と単独で面会をおこなっていた。
さらに、この金が出た時期に、安倍首相の地元事務所秘書2人が大きなキャリーケースを持って現れたという証言も浮上した。