ほんこん、つるの剛士は「尖閣諸島への中国船の領海侵入」を持ち出し話をスリカエ
露骨な黒幕陰謀論を語っていなくても、姑息な話のすり替えに必死な安倍応援団もいる。 “ネトウヨ芸人”と化しているほんこんやタレントのつるの剛士だ。彼らは〈著名人の皆様 ハッシュタグの件もいいですが その勢いで 竹島、尖閣、北方領土、拉致被害問題、香港民主化 近隣諸国問題や その他諸々の問題も ハッシュタグつけて呟いてくれへんかな?〉(ほんこん)、〈〔引用者注:尖閣諸島周辺で中国船の領海侵入が続くと報じた産経ニュースをツイートしながら〕個人的には今国民的に声を上げるべき、報道されるべき現実問題だと思います〉(つるの)などと、話題をすり替え、検察庁法改正案の問題を矮小化することに必死になっている。
だが、連中がどれだけ荒唐無稽な陰謀論や話のすり替えをまくし立て、安倍首相を擁護しようとも、もはやほとんどの人たちが、その詐術や愚かさに気がついている。
実際、前述した芸能人・文化人たちだけでなく、小泉今日子や城田優、古舘寛治、水原希子、鈴木砂羽、元AKB48の秋元才加、水野良樹(いきものがかりの)、岸田繁(くるり)、日高光啓・末吉秀太(AAA)、コムアイ(水曜日のカンパネラ)……挙げていけばキリがないほど多くの人たちが、いち市民という立場から法案に反対の声をあげてきた。一方、この期におよんで「中国の尖閣侵入のほうが重要」などと言って安倍政権を擁護しようとしているのは、“ネトウヨタレント”のほんこんやつるの剛士ぐらいのものだ。
安倍応援団やネトウヨの難癖や攻撃は今後も続くだろうが、だからこそ、まっとうな声をあげている芸能人や文化人は、その圧力に屈してほしくない。きゃりーぱみゅぱみゅは11日に〈理由はファンの人同士での私の意見が割れて、コメント欄で激論が繰り広げられていて悲しくなり消去させて頂きました〉として、抗議のツイートの削除してしまった。しかし、メルヘン世界の住民と化している安倍応援団以外、誰がどう見ても、今回の「検察庁法改正案」は異常なのだ。この現実は揺るがない。絶対に、廃案にしなければならない。
(編集部)
最終更新:2020.05.11 10:36