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「桜を見る会」メディア関係者招待の基準は安倍応援団とワイドショー! 石田純一には内閣官房から「来るな」と電話

太田光は「桜を見る会」参加以降、安倍首相を批判がトーンダウン

 デーブ・スペクターと太田光の2人については、「安倍政権の批判者」という評価自体が間違っている。

 デーブは20年以上前から夫妻で「桜を見る会」に参加し続けているパーティ・ピープルのうえ、近年は安倍政権擁護発言が目立ってきている半応援団。太田光にいたっては、「桜を見る会」出席を境に安倍首相に取り込まれた感じさえある。

  かつては安倍首相が主張するような憲法改正や歴史修正主義を批判していた太田だが、右翼団体の抗議を受けて以降、トーンダウン。安保国会のときは反対デモのほうを批判するほど無害な存在になっていた。

 太田が「桜を見る会」に参加したのは2015年3月で、直前に、辺野古基地移転強行をめぐって珍しく「安倍はバカ」と批判していたが、これは発言が直近すぎて招待状を止められなかっただけだろう。

 しかも、太田はこの「花見の会」で“安倍首相に「今度、僕のテレビに出てください」って伝えたら「もちろん出ますよ」と言ってくれた”と大はしゃぎ。親交のあった故・大橋巨泉や対談した辻仁成から批判を受けても、「会ったから話せることがある」などと主張し、その後、安倍首相の悪口はほとんど口にしなくなった。

 太田は、映画で総理大臣を演じた佐藤浩市の役作りに百田尚樹や高須克弥院長、見城徹社長ら安倍応援団が絡んで問題になったときも、百田らのことは「またうるせぇな、あのオヤジたちは」と批判したが、安倍首相については逆に「安倍さんも迷惑だろうね、あんなバカな連中が自分の味方だっていうと、安倍もバカだって思われちゃうからさ。かわいそうだな、安倍さんも」とピント外れの同情を寄せる始末だった。

 いずれにしても、こうした招待客の顔ぶれを見れば、安倍首相が自分の応援団への接待と、新たな応援団育成という目的で招待客を選別しているのは間違いない。そういう意味では、公選法違反や政治資金規正法違反が問われている地元後援会大量招待と根っこは同じなのだ。

 しかし、だとしたら、問題なのは、安倍首相や官邸、自民党だけでない。明らかな税金私物化であるこのイベントに喜んでホイホイ出かけて、飲み食いしている安倍応援団や応援団予備軍のジャーナリスト、評論家連中も、同罪ではないか。

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