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吉本御用メディアが誘導する「悪いのは宮迫」「話がずれてる」論に騙されるな!吉本こそが嘘と事実隠蔽の元凶だ

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吉本興業HPより

 闇営業に端を発する吉本興業問題で、岡本昭彦社長が記者会見であんな醜態を晒したにもかかわらず、ここにきて、会社への批判を封じ込め、宮迫らを再び追及する意見があふれ始めた。

 テレビでは、『バイキング』(フジテレビ)の坂上忍、『スッキリ』(日本テレビ)の高橋真麻、幻冬舎編集者・箕輪厚介など、多くのコメンテーターが「宮迫らが嘘をついたのが問題の始まりのはず」「芸人と反社の関係から、パワハラの問題に本質がずれてきている「反社の問題とパワハラの問題を分けて考えるべき」などと口々に語った。

御用マスコミのスポーツ紙やネットニュースも箕輪や真麻の発言を肯定的に紹介し、一般ネットユーザーも口々に「悪いのは宮迫たちで会社じゃない」「問題は宮迫らの嘘」「宮迫が反社と関係を持ったのが悪い」などと、雄叫びをあげ始めた。

 さらに、ここにきて、大平サブローやオール巨人などの大御所芸人が登場し、会社批判をする若手芸人を叩き始めた。また、自らも暴力団との芸能界を追われたはずの島田紳助までがしたり顔で登場。吉本の大崎洋会長を擁護する発言をしている。

 しかし、これ、おかしくないか。そもそも、世間の批判が宮迫ら芸人から吉本興業に向いたのは、本質がずれたわけでもなんでもない。この問題の本質は、最初から最後まで、吉本興業という企業の構造や体質なのだ。

 本サイトで何度も指摘しているように、吉本興業は今回の事件で、明らかに積極的に事件を隠蔽し、「嘘」をついてきた。

まず、最初の隠蔽は、吉本興業が6月6日夕方に「調査の結果、金銭授受はない」と嘘の発表をし、宮迫らを厳重注意処分で済ませたことだ。

 吉本サイドや御用マスコミはこれを「ヒアリングしたのに、宮迫らが嘘をついたため」「吉本興業に責任はない」などと話をすり替えているが、吉本がヒアリングをきちんとやったとはとても思えない。

いくら芸人たちが口裏を合わせても、11人もいるのだから、吉本が徹底調査をしていれば、どこかで証言に綻びや矛盾が出てきて嘘が判明したはずだ。

 実際、宮迫が会見で明らかにしたところによれば、ロンブー亮が渋る宮迫を粘り強く説得し、揃って会社に金銭授受を報告したのは、最初の処分発表のわずか1日半後の6月8日だ。少なくとも亮に関しては、丁寧なヒアリングをしていれば口を割っていた可能性が非常に高いだろう。

また、仮に芸人たちが口を割らなかったとしても、ネットでさんざん指摘されていたように、芸人が金ももらわず、あんなサービスをするわけがないのは、マネジメントのプロである吉本がいちばん知っていたはずだ。

常識的に考えれば金銭授受がないことはあり得ないのだから、鵜呑みにせず調査を継続し、対外的に「全員出席は認めているが金銭授受など詳細は調査中、正式な処分は詳細がわかってからするがそれまで当面謹慎」と発表すればよかっただけだ。

 にもかかわらず、吉本がすぐに「調査の結果、金銭授受はない」としたのは、多大な損害が生じる番組降板や謹慎を避けるために、嘘を知りながら、それに乗っかったとしか思えない。

 吉本はいまだヒアリングの詳細を明らかにしていないが、6月6日夕方に最初の処分を発表するまでに、一体どの程度のヒアリングをしたのか。下手すると「お金もらってないよな?」「はい」くらいで済ませているのではないか。

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