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2019年参院選ウヨミシュラン(後編)

参院選「ウヨミシュラン」選挙区編で危険性をチェック! ネトウヨ、ヘイトとの関係、人権否定、歴史修正主義 …

塚田一郎(新潟)☆ 櫻井よしこが応援する「安倍麻生道路、忖度」議員

 第二次安倍政権で国土交通副大臣を務めたが、例の下関北九州道路構想をめぐって「総理とか副総理が言えないので、私が忖度した」なるトンデモ発言で辞任したのは記憶に新しいところ。塚田氏は、日本会議議連や神政連議連、靖国議連に所属。実際、昨年には副大臣として靖国を参拝しているほか、軍事増強や自衛隊の国防軍化を訴えてきたタカ派政治家だ。元在日会幹部が代表を務める慰安婦否定団体「なでしこアクション」主催の院内集会(副題には「強制連行も性奴隷も事実無根」)に出席したこともある。本サイトでジャーナリストの横田一氏がレポートしているように、塚田氏の選挙応援に“極右の女神”こと櫻井よしこ氏が登場。櫻井氏が応援演説で繰り出したのは慰安婦問題をすべて朝日新聞の「誤報」のせいにして打ち消そうとする、お得意の歴史修正主義だった。どうやら極右界隈から熱い視線を送られているようだ。


世耕弘成(和歌山)☆☆ 生活保護受給者への「人権制限」主張する安倍最側近

 第二次安倍政権で官房副長官や経産相を歴任。安倍首相の側近にして、日本会議議連、神政連議連所属のタカ派だ。最近では、韓国への輸出規制をめぐって木で鼻をくくるようなコメントの数々が記憶にあたらしいところだが、世耕氏で注目したいのは、あまりに過剰な自己責任論の押しつけである。
 世耕氏は以前、自民党の生活保護に関するプロジェクトチームの座長を務めていたのだが、「週刊東洋経済」2012年7月7日号に掲載されたインタビューで、生活保護制度見直しについて“人権が制限されてもしかたがない”と語っている。
「見直しに反対する人の根底にある考え方は、フルスペックの人権をすべて認めてほしいというものだ。つまり生活保護を受給していても、パチンコをやったり、お酒を頻繁に飲みに行くことは個人の自由だという。しかしわれわれは、税金で全額生活を見てもらっている以上、憲法上の権利は保障したうえで、一定の権利の制限があって仕方がないと考える」
 実は、これは生活保護に限った話ではない。自民党の2012年改憲草案や特定秘密保護法などの安倍首相肝いりの法律からもわかるように、今の政権は、個人の自由や権利をどんどん制限する方向へと進んでいる。そのことを再認識すべきだろう。

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