ミッツ・マングローブは虚報をもとに「こんな青臭いことを言う人が婚約」
さらに、番組が「留学の本当の目的とは?」と題し、小室さんの代理人弁護士が「彼はいまライフプランを作っている。アメリカでの3年間で様々な人と出会い、経験を得ている。彼自身の人生の視野を広げている最中」と話したと伝えた。すると案の定、坂上が「俺もどうしていいかよくわからなくなってきた」と呆れ口調で吐き捨てれば、ミッツ・マングローブにいたっては「いまさらこんな青臭いことを言う人がよく婚約なんかしたなって」と人格攻撃に精を出した。当然のように、ネットではこの放送を受けて、「自分探しかよ」というようなバッシングが盛り上がった。
よくもまあ、こんな言いがかりをつけられるものではないか。だいたい、仮に小室さんが今後、弁護士にならないとしても、ましてや留学で「ライフプランをつくっている」のだとして、それが批判される理由になりはしない。そもそも小室さんの学費は奨学金だし、生活費などの費用もパラリーガルとして勤務する法律事務所が出している。恋愛や結婚も当事者同士の自由だ。まして小室さんは勉学に励む若者であり、彼の将来を彼自身が決めるのは当たり前の話。それがどうして「こんな青臭いことを言う人が」などと罵倒されなければならないのか。
しかも、だ。実は『バイキング』が“小室さん叩き”のダシに使った話は、事実ではなかった。
14日放送の『モーニングショー』が、この『バイキング』報道に関して、あらためて小室さんの代理人弁護士に取材した結果を伝えたのだが、それによれば、真相はこういうことだったらしい。
「ニューヨークで弁護士をやるんですよね?という質問だったので、『NYで弁護士をやると確定しているわけではない』と言っただけ」
「(『ライフプランを作っている』発言の真意は)どういう弁護士活動をやるのか?という質問だったので、『弁護士としての人生設計を一生懸命やっている』と言っただけ。『自分探しをしている』とは言っていない」
周知のように、アメリカでの弁護士資格は州ごとに認められる。日本に戻って弁護士になるという選択肢もあるし、留学で学んだことを活かした職に就く可能性も当然ある。そう、小室さんの代理人弁護士は言っていたのだ。
実際、小室さんの代理人弁護士は、夕刊フジの直撃にも応じており、そこでも「米国内でもニューヨーク以外で働く可能性もあるし、日本に帰国するという選択肢もある。その意味で、『小室さんはニューヨークで弁護士になると決めたわけではない』と説明した」と語っている(「zakzak」5月14日付)。
もはや、『バイキング』が伝えた「小室さんは弁護士になるとは言っていない」との代理人の発言は正確ではなかった。というよりも、ほとんど“フェイク”と呼ぶべきものだろう。