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安倍首相の吉本新喜劇出演=お笑いの政治利用に、吉本所属のウーマン村本と星田英利が勇気ある批判!

安倍に選挙PRをやらせる一方で、村本の政治発言を封じようとする吉本興業

 村本も星田も決して多くの言葉を語っているわけではないが、この2人の一連のツイートには2人の勇気と知性が詰まっている。何より感じられるのが、この社会のなかでお笑いがどうあるべきかという高い意識と矜持だ。

「芸人だから総理をこき下ろす」「圧からの解放」「いまの社会に苦しめられている者を救う笑い」「芸能は庶民の味方であるべき」

 村本も星田も、単に気に入らない人間が吉本新喜劇の舞台に立ったことを気に食わないと憤っているわけではない。

 ネトウヨたちから「活動家」などと揶揄される村本と星田だが、彼らはあくまで「芸人」として「お笑い」がどうあるべきかという視点に立って、「安倍首相の吉本新喜劇出演」をありえないと批判し、吉本の醜悪な“太鼓持ちぶり”に対して忸怩たる思いを吐露しているのだ。

 そして、庶民の側から権力者や現状への不満や怒りを皮肉や風刺の笑いに変えること、そのことで人々に救いや気づきをもたらすことこそが、お笑いの役割だと強く訴えている。

 しかし残念ながら、この勇気ある芸人たちの声は吉本興業の上層部には届かないだろう。届かないどころか、彼らは会社から政権批判などの言論に圧力を加えられているのが現実だ。

 実際、村本はレギュラーだった『AbemaPrime』(AbemaTV)の最終出演で、政治発言をするたびに所属の「よしもとクリエイティブ・エージェンシー」から、沖縄の米軍基地問題発言をやめるよう圧力を受けていたことを明かしている。

「なんかこう、ちょっとでも僕が沖縄のことを書くと、いままでだったらスルーされていたことが『すごく許せない』ということで会社とかに電話があって。吉本という会社もちゃんとした会社なんで、やはり1件、2件とかで、社員さんなんかが『沖縄の発言、あれはやめたほうがいんじゃない』とか。毎回ですよね」
「番組終わった後、楽屋に毎回、吉本の社員とか偉い人が待ってて、そのまま取り調べみたいなの受けるでしょ? そうなんですよ。僕、最近、吉本の社員のこと、「公安」って呼んでるんですよ。治安維持法でね、ちょっと僕がつぶやいたらしょっぴかれて」
「この前なんか『ガキの使い』で『アウト!』って言う藤原(寛)さん、(よしもとクリエイティブ・エージェンシーの)社長ですよ。社長が楽屋に座ってるんですよ。アベプラが終わったら、『ちょっと来てください』って言われて、『こないだのTwitterの件やけども、これはどうにかならんか、百田(尚樹)さんや高須(克弥)さんのこと』ということで、楽屋に30〜40分も閉じ込められて、ずっと藤原さんに言われたんですよ。『ホンマにあかんときは「アウト!」って言わへんのや』っていうくらい(笑)」

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