竹田恒泰が「小室さんは皇室を“利用”した」とブーメラン攻撃
しかし、テレビでも多くの弁護士がコメントしているとおり、この「金銭トラブル」、男性サイドは「貸した」と言っているが、借用書が存在しておらず、婚約相手の子どもに支援したというだけで、裁判に訴えたとしても男性サイドには勝ち目はないだろうというのが、大方の見方だ。
ところが多くのワイドショーやコメンテーターたちは「法的には問題なくても道義的には……」などと言い、あれこれ文句をつけているのだ。しかも「お金がないのに学費の高い学校に行った」とか「お金がないのに皇族と結婚しようとしている」とか「分不相応」だとか、民主主義社会とは思えない、貧乏人差別と身分制肯定を全開にするような発言も少なくない。
なかでも皇族の減少と皇統維持への危機感もある右派論客たちは、眞子内親王の結婚阻止に血道をあげている。
たとえば“ネトウヨのアイドル”として知られる竹田恒泰氏は、極右月刊誌「WiLL」(ワック)2019年4月号に「小室さん、男らしく手をひきなさい」と題する文章を寄稿。そのなかで、小室氏をこうこき下ろした。
〈小室さんの一連の行動を見ていると、中身が伴っていないのに「肩書き」などの“アクセサリー”で自分を取り繕い、人から注目されることに優越感を覚える我欲むき出しの性格が透けて見えます。男として、最もタチが悪いタイプです。「国際弁護士」を目指しているのも、「海の王子さま」というかつての肩書きも、彼のそんな性格を象徴しているのではないかと、あえて邪推してしまいます。〉
〈もし、宮さまを“アクセサリー”のように見て近づいたとすれば、何と畏れ多いことか。
何はともあれ、小室さんは「眞子さまの“フィアンセ”」という理由で留学の特別待遇を受けている。そう、小室さんは皇室を“利用”したのです。〉
おいおい、“明治天皇の玄孫”なる看板を使いまくっていたアンタがそれを言うのかと、開いた口が塞がらない。
しかし、週刊誌やテレビのコメンテーターも竹田恒泰氏と似たり寄ったり。その言い分は時代錯誤の言いがかりばかりなのである。