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百田尚樹が「ジュゴンは基地反対派に殺された可能性」とフェイクに加担! 過去にも「反対派が女児暴行」デマを拡散

繰り返される安倍応援団とネトウヨによる基地反対派へのフェイク攻撃

 いずれにしても、八重山日報がなんの根拠ももってないどころか、「(犯行)一人は明らかに子供」とする、基地反対派であることを否定する証言まで得ていたことがあきらかになったのだ。

 さらに、八重山日報への取材では、もうひとつ決定的なことがわかった。それは、この報道が八重山日報の記事に「米軍基地に対する怒りのはけ口がハーフの女の子に向けられたのかも知れない」という憶測コメントを出していた手登根安則氏の“プロデュース”によるものだったことだ。

 手登根氏は沖縄で米軍基地反対運動をバッシングする“反・反基地運動家”として知られている人物。しかも、米軍基地反対運動に参加する人々は「日当」をもらっている等、事実無根のデマをたびたび拡散。例の『ニュース女子』による沖縄デマの回(2017年1月6日)にも出演している。

 その手登根氏が、Facebookに〈(友人の)下の6才の娘が、大人か子供か分からない5人位に囲まれ その内の一人に、押し倒され お腹を踏まれ アゴをつかまれ「アメリカ人が、こんな所に居るな」と言われたらしい…〉という投稿があるのを見つけ、母親にアプローチ。一緒に警察署へ行こうと持ちかけたという。そして、八重山日報に「警察に行くから取材に来て」とネタを持ち込んでいた。

 八重山日報側は当初、「基地反対派の犯行」の線で取材を進めたようだが、警察に取材しても、母親から話を聞いても、それを裏付ける話はまったく出てこない。そのため、しかたがなく手登根氏のコメントを使って、タイトルだけ「読谷 背景に反基地感情? ハーフ女児押し倒す」という、中身のない記事をつくった──。

 これが当時、本サイトが八重山日報関係者への取材によってつかんだ、報道の裏側の一部始終だ。しかし、こうしてデマであることが検証されてもなお、ゾンビのようにデマは復活してネット上で一人歩きを繰り返す。今回の「ジュゴンを殺したのは基地反対派」というデマも今後、同じ道を辿る可能性は十分考えられるだろう。

 基地反対派に対する根拠のないデマを流すことで、基地反対運動への偏見や嫌悪、憎悪を煽ろうとする──。そのような下劣なやり口は、今後もひとつひとつ潰していくほかないだろう。

最終更新:2019.03.23 08:44

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