日本の加害事実を取り上げたテレビはすべて「捏造反日」と決めつける和田
同じくNスペで昨年9月10日に放送された『スクープドキュメント 沖縄と核』への和田議員のバッシングも噴飯ものだ。こちらも当時、本サイトで内容を紹介しているので詳しくは過去記事をご覧いただきたいhttps://lite-ra.com/2017/09/post-3453.htmlが、和田氏は番組ディレクターが沖縄問題を考える団体や9条護憲団体の主催集会に参加していたとあげつらい、〈彼の行動はコンプライアンス上は問題ないのでしょうか〉なる難癖でディレクター個人に圧力をかけているのだ。
ようするに、和田議員のような歴史修正主義者の安倍シンパからすれば、日本の加害事実を取り上げたテレビドキュメンタリーはすべて「捏造反日」とレッテルを貼り付けるということらしい。いずれにしても、この輩が政権与党の国会議員であることを考えれば、明らかに放送局やディレクターに対する恫喝的圧力行為としか言いようがない。
あまりにも馬鹿げた妄想の開陳だが、政治権力に弱いNHKだからこそ心配になってくる。しかし、被害と加害の過去を忘却した先に、次の戦争が待ち構えており、安倍シンパ議員や応援団の攻撃はその欲望の裏返しなのだ。Nスペにはこんな卑劣な圧力に屈せず、今後も戦争の事実をしっかり伝えていってもらいたい。
(編集部)
最終更新:2018.08.15 12:39