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第一子誕生のりゅうちぇるが語っていたキラキラネーム批判への反論!「リンク」の名に込めた反差別・多様性への思い

「ふつうの父親」像を押しつけられても、「かわいいパパ」でいると主張し続けるりゅうちぇる

 このドッキリの内容は、同じ事務所の先輩モデルから嫌いな牛乳をすすめられたり、メイクを説教されたりするというもの。飲めない牛乳を無理矢理すすめられても如才なく先輩を立てていたりゅうちぇるだったが、メイクについて「化粧してる男ってありえないんだよね」と説教された途端、それまでとは態度を一変させて敢然と反論したのだ。

 りゅうちぇるは「自分がいちばんよく見える方法として化粧を選んだり、男の子でもカラータイツをはいたりしている」と、先輩を気遣ってにこやかな表情ながらも、きっぱりと主張。さらに先輩モデルが「男らしくない。子どもができても、そういうパパでいるの? 子どもがかわいそう」などと批判を重ねると、りゅうちぇるはかなり熱い調子でこう語った。

「絶対かわいいパパでいる。人に何を言われても、自分がしっかりしていれば大丈夫」
「人に合わせないで自分の好き嫌いを表現できる子、しっかり自分をもった子に育てるので、お父さんがこうやって言われるのがイヤと思うなら『お父さんって思わなくてもいいよ』って言います。何か言われるのが恥ずかしいと思うような弱い子には絶対に育てない」
「ずっとそう言われて育ってきたので、こうやって言われるのは人生初めてのことじゃない。家族ができて子どもができても、偽りの自分に慣れたら人に何も教えられない」

こうしたりゅうちぇるの姿勢はいまも変わっていない。ぺこと結婚して以降、「パパになったらいまのメイクやファッションをやめるのか」などとしょっちゅう質問されているが、そのたびにりゅうちぇるは変わらず「かわいいパパでいる」と答えている。

 りゅちぇるは、社会一般が考えるスタンダードなイケメンや、男らしさ、夫、父親などというものに、まったく興味をもっていない。自分らしくあり続けること、異物であり続けることで、「ふつう」を押しつけ異物を排除しようという空気に、自身の身を呈して、抵抗している。

「リンク」という名前には、りゅうちぇるのその強い思いが込められているのだ。

 育児をしていくなかで、ますます「ふつうの父親」「ふつうの育児」を押し付けられ、「非常識」「子どもがかわいそう」などと非難されたり炎上したりする場面は増えるかもしれない。それでもりゅうちぇるには、変わることなくこれからも「多様性」と「自分らしさ」を強く主張し続けて欲しい。

最終更新:2018.07.11 11:00

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