ジャニーズが「女性セブン」に書かせた小山・加藤擁護記事のひどすぎる内容
しかも、同じく本日発売の「女性セブン」(小学館)には「NEWS小山慶一郎・加藤シゲアキ未成年飲酒騒動 あの夜の会話をネットで流出させた「女子の正体」」と題して、飲酒を強要された女性を誹謗するような記事が掲載されていた。
「女性セブン」は、飲酒を強要された女性が六本木のガールズバー『X』でバイトしているとしたうえで、こう書く。
〈一方、そこで働く女子大生の中には、芸能人と“お近づき”になることを目的としている子もいるという。
「A子さんもそうです。かつて、芸能人と知り合いだということをSNSで自慢していたことがありました。今回、20才と嘘をついたのも、未成年を理由に飲み会の場から追い返されたくなかったからでしょう。結果として、小山くんと加藤くんが未成年に“飲酒”をすすめたという行為になりましたが……」(芸能関係者)〉
さらに音声の流出経緯についても、「飲食店関係者」の証言として、こんなコメントを掲載していた。
「その女子大生も、『X』と同じような接客のお店で働いている子だそうです。A子さんが小山くんや加藤くんと仲よくしているのに嫉妬し、その女子大生が音声を録ってA子さんの名前がわかるように録音を流出させ、貶めようとしたのではないかという噂もあります」
要するに、女性に飲酒をすすめたのは「(女性が)20歳と嘘をついた」からで、さらにその女性はガールズバーに務めているような女性で、芸能人との交遊をSNSで自慢するような、信用ならない人物だと印象付けたのだ。まるでセクハラ問題での財務省や福田淳一事務次官そっくりの主張ではないか。
しかも、信じられないのは、わざわざ弁護士に「(録音データの)公開によって著しく悪影響を受けた場合には、プライバシーの侵害や名誉毀損の損害賠償を請求することは可能です」とコメントさせて、告発した側を恫喝していたことだ。芸能人、しかも報道に携わっている準公人の法律に触れる可能性がある問題を報道することがどうして「プライバシーの侵害や名誉毀損の損害賠償」になるのか。そんなことがまかり通っていたら、「女性セブン」なんて真っ先に廃刊しなくてはいけなくなるだろう。
あまりにひどい記事に言葉を失うが、どうもこれ、「週刊文春」に直撃を受けたジャニーズ事務所があわてて、御用雑誌である「女性セブン」にカウンターとして書かせたもののようだ。
「文春に対してもそうコメントしていましたが、とにかくジャニーズは相手が未成年であることを隠していたということで押し切るつもりのようです。テレビ局に対しても、小山と加藤はむしろ、悪質な女性に騙された被害者だなどと説明して、押さえ込んでいる」(芸能レポーター)