Twitterで真っ当な安倍首相批判を展開した宍戸開(公式Twitterより)
森友文書改ざん問題、加計学園の首相案件文書と、次から次へと嘘が発覚している安倍首相。しかし、この男はまったく反省するそぶりも見せず、開き直り続けている。たとえば、象徴的なのが11日の衆議院予算委員会だった。
柳瀬唯夫首相秘書官(当時)と愛媛県や加計関係者の面会記録について、次々と逃げをうち、嘘に嘘を塗り重ねた。あまりのひどさに希望の党の玉木雄一郎代表が「私、残念です。日本の総理が嘘をついているかもしれないと思って質問するのは」と述べると、安倍首相は「私に対して嘘つきと明確におっしゃった。嘘つきと言う以上は明確に私が嘘をついているという証明を示していただかなくてはならない」と激高したのだ。
まったく開いた口がふさがらないとはこのことだが、その予算委員会の中継を見ていたと思われる、ある芸能人がこんなツイートをしていた。
〈嘘つきがウソつき呼ばわりするなと言っている!〉
〈内閣総理大臣を証人喚問に呼ばざるを得ない!〉
〈愛媛県の文書に対して何でコメントできないの?〉
このツイートの主は、俳優・写真家の宍戸開。俳優業や『食いしん坊!万才』(フジテレビ)のレポーターなどでおなじみの彼だが、実は、ここ最近の宍戸開は前記以外にも、安倍政権に怒りを込めたツイートを多く投稿している。
たとえば、前述した衆議院予算委員会前日には〈もう認めて謝り辞めれ!〉とツイートしたうえで、翌日の予算委員会のスケジュールを〈明日は刺激的メニュー!4/11(水)安倍入り衆院・予算委「公文書管理問題」10:30柴山昌彦(自民)11:05伊佐進一(公明)11:30川内博史(立憲)13:00枝野幸男(立憲)14:10玉木雄一郎(希望)14:50今井雅人(希望)15:17岡本充功(希望)15:44原口一博(無所属の会)16:12宮本岳志(共産)〉(改行は筆者で改めた)とツイートし、真相究明への希望を投稿している。
また、ベトナム戦争に関する重要資料を公開しようとするメディアと、圧力をかけてそれを潰そうとするニクソン政権の戦いを描いたスティーヴン・スピルバーグ監督作品『ペンタゴン・ペーパーズ 最高機密文書』を見た直後だと思われる今月5日には、同作品のポスター画像を添付したうえで、〈『アベニクソン』あっ間違えた!『ペンタゴンペーパーズ』日本人が今観るべき映画!〉とのコメントを添えてツイートしていた。確かに、宍戸が投稿した文章の通り、卑劣な手を使ってメディアをコントロールし、国民を騙そうと画策する劇中でのニクソン大統領の姿は、現在私たちが目の当たりにしている安倍首相の姿と重なって見える。