安倍とトランプ、そっくりな分断の手法とネトウヨ的センス
そもそも、安倍首相はトランプ大統領の尻馬に乗り北朝鮮危機を煽ることで解散を正当化。挙げ句、今回の来日日程やトランプ大統領の横田早紀江さんとの面談を選挙中に発表するという姑息な手段を繰り出した。だが、テレビの報道で、選挙中のこうしたやり方を批判する意見があがることはなかった。
また、安倍首相は都議選の街頭演説で、自分を批判する市民を「こんな人たちに負けるわけにいかない」と指差したが、こうして市民を分断し、敵意を煽るのはトランプ大統領の常套手段でもある。さらに、安倍首相は森友・加計問題でも、疑惑を追及する質問には答えず「加戸発言が取り上げられていない」などとメディア批判を展開。一方、差別投稿にまみれた「保守速報」の記事をFacebookでシェアするなどという言動もトランプ大統領にそっくりだ。
大前提として、この差別主義者のトランプ大統領と馬が合うということ自体が、世界的にみれば「どうかしている」と非難されるような問題であるにもかかわらず、そのふたりの「友情」を美談にしてしまうメディア。テレビのトランプ来日の熱狂ぶりは、この腐りきったメディア状況を浮かび上がらせているだけにすぎないのだ。
(編集部)
最終更新:2017.11.05 11:47