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自民党があのトンデモ極右レイシスト杉田水脈氏を擁立! 安倍首相が絶賛し、萩生田が熱烈スカウト

チマチョゴリやアイヌの民族衣装を「品格に問題がある」と民族蔑視

 こうした関係性だけでなく、杉田氏はヘイトスピーチについて無茶苦茶な持論を展開している。たとえば、14年衆院選時の街頭演説では「私はヘイトスピーチは日本には存在しないと思っています」「日本人だったらヘイトスピーチをやる人はいない」「だからヘイトスピーチの法案については特に必要ない」などとがなりたてた。実際にヘイトスピーチやヘイトクライムが社会問題化するなか、「ヘイトスピーチはない」とほざくのは、それこそ差別を野放してそれを肯定していることに他ならない。

 また「産経ニュース」16年9月6日付では、白々しくも「一貫してヘイトスピーチに反対し続けている」と言いつつ規制に大反対。〈ヘイトスピーチを告発する勢力は、「慰安婦=性奴隷」だと流布してきた勢力と同根〉〈慰安婦問題とヘイトスピーチをこじつけて日本を貶めようとする勢力にどうすれば打ち勝てるか、考えるほうが先〉などと主張したうえで、〈必要なのは教育の正常化です。日本の教育現場に「教育勅語」を復活させれば、そのような(引用者註:ヘイトスピーチをする)人間は育たないと思います〉というトンデモな結論をぶった。

 さらに、自身ブログでは、2016年2月、ジュネーブの国連女子差別撤廃委員会の関連に出席した人々について、〈目の前に敵がいる! 大量の左翼軍団です〉と書いたうえで、〈ハッキリ言って“小汚い”なんでこんなにきたない人ばっかりで集団を作れるのか不思議です〉〈国連の会議室では小汚い格好に加え、チマチョゴリやアイヌの民族衣装のコスプレおばさんまで登場。完全に品格に問題があります〉などと罵倒。朝鮮文化やアイヌ文化に対する剥き出しの民族蔑視にヘドが出るが、杉田氏は〈とにかく、左翼の気持ち悪さ、恐ろしさを再確認した今回のジュネーブでした。ハッキリ言います。彼らは、存在だけで日本国の恥晒しです〉などと結んでいた。

 こうした杉田氏の行動・発言からわかるのは、つまり、この人が男尊女卑や外国人・マイノリティ差別、さらには反日工作員なる妄想や「左翼」への並々ならぬ憎悪をごっちゃ混ぜにしたトンデモ極右だということに他ならない。しかも、杉田氏が悪質なのは、ただトンデモというだけでなく、実に、歴史修正主義のために“爆破テロ”まで推奨するような過激思想の持ち主だからだ。

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