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鶴田真由が「日ユ同祖論」のオカルト本を出版…指南役は安倍昭恵夫人と同じ、夫人といっしょにスピ旅行も

鶴田真由がいっしょにエルサレムに行った男性

 伊雑宮の「伊雑」という言葉の響きが「イザヤ」に似ているというだけで、なぜ同じ祖先? そんなこと言い出したら、それこそあらゆるものが同祖ってことになってしまうだろう。

 しかし、鶴田の暴走は止まらない。今度は、童謡「かごめかごめ」をもちだして、京都府宮津市にある籠神社と前述の伊雑宮との共通項がそのなかには隠されており、それはまた日ユ同祖の証明でもあると言い出す。

〈あの有名な「かごめかごめ」の歌の中に、籠神社と伊雑宮を結ぶ秘密が隠されているというのです。(中略)
「かごめ」とか「籠目」のことで、その形、すなわち籠の目を見ると、六芒星になっていることから、ユダヤを意味するのではないか? というのです。鶴と亀がすべるというのは「統べる」という意味で、「統合」を表す〉

 読めば読むほど、大丈夫か?と心配になってくるのだが、まあ、それでも、アート志向の強い女優がたまたまオカルト偽史にはまってトンデモ本を出版してしまったというだけなら、記事にするほどのことはなかったかもしれない。

 だが、同書を読んでいて、ちょっと見逃せない事実を発見してしまった。それは、あの安倍昭恵夫人との接点だ。

 本書の後半では、「日ユ同祖説」にハマった鶴田が、33人の大所帯で10日間イスラエルを旅するツアーに参加するくだりがあり、ツアーのガイド役をつとめていたらしい「団長」なる人物が登場する。こんな具合だ。

〈団長はパウロとご縁があるので、「新約聖書」が息づく場所に行くとアンテナが電波をキャッチするようでした。説明時の語り口調が俄然スムーズになり、まるで1冊の脚本を読んでいるような感情の入れ具合になっていくのです。
イエスが弟子と共に歩き、説教していたアルベル山に行ったときには、イエスも腰掛けたと思われる岩に腰掛け、聖書を読んでくれました。途中から、その姿はどんどんイエス化してくるのです。〉

 この「途中からその姿がイエス化」したという「団長」なる人物、名前を赤塚高仁氏という。赤塚建設なる会社を経営しているが、『聖なる約束 砂漠は喜び砂漠は花咲き』(舩井勝仁との共著/きれい・ねっと)や『天皇とユダヤとキリストそしてプレアデス・メシアメジャー これが黄金の《地球ラスト文明》のコアとなる』(ヒカルランド)といった「日ユ同祖論」本の著者でもある。

 この赤塚氏のブログを読むと、鶴田の著書『神社めぐりをしていたらエルサレムに立っていた』が紹介されており、〈ヤマトとユダヤ、古事記と聖書 こんなにも美しく霊的に繋げてくれた本が、これまであったでしょうか〉〈ホントにいい本です。一人でも多くの日本人に読んでもらいたい。私も「団長」として登場しています〉などと記述されている。

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