フジテレビ『SMAP×SMAP』番組ページより
18日夜、本サイトがいち早く報じたとおり、SMAPの稲垣吾郎、草なぎ剛、香取慎吾の3人が9月にジャニーズ事務所を退社独立することが19日早朝、正式発表された。
しかし、ジャニーズ事務所の姿勢は昨年1月の分裂、8月の解散時とは打って変わって、かなりソフトだ。ジャニー喜多川社長も異例のコメントを発表して、「どこにいようとも、又どのような立場になろうとも、彼らを想う気持ちに変わりはありません」「これからも沢山の人々に感動と幸せを届けてくれることを確信しています」と、独立後の活動にもエール。美談仕立てで報じられている。
また、3人のレギュラー番組について、ジャニーズ事務所が継続を認める方針だという情報も流れた。たとえば、6月20日付けのサンケイスポーツはこう報じている。
〈事務所は継続について本人たちの意思を尊重。彼らが希望すれば、10月期以降も続く可能性があり、3人の番組は視聴率が打ち切り候補にあがるほど低いわけではなく、局サイドも継続に前向きだという〉
しかし、これはあくまで表向きのポーズにすぎない。現在3人が抱えるレギュラー番組は、香取の『おじゃMAP!!』(フジテレビ)、『SmaSTATION!!』(テレビ朝日)、草なぎの『『ぷっ』すま』(テレビ朝日)、『ブラタモリ』(NHK、ナレーション担当)、稲垣の『ゴロウ・デラックス』(TBS)だが、草なぎの継続起用が発表された『ブラタモリ』以外は、終了が既定路線なのだという。
「この間、ジャニーズは裏でテレビ局に3人を使うな、3人の番組を終わらせろと、相当なプレッシャーをかけており、ほとんどの番組が終了することで話がついている」(スポーツ紙ジャニーズ担当記者)
また、中居正広が残留を決断したのも、独立したらレギュラー番組はすべて終了させると、ジャニーズ事務所が各テレビ局に申し入れ。テレビ局が仲介するかたちで決まったといわれている。
「『金スマ』のTBSのバラエティ班はもともとジャニーズと関係がよくないため、独立しても終了しないという方針を打ち出したようですが、他の局はすべて番組を終了せざるを得ないとの見解を中居サイドに伝えたらしい。それで、中居は苦渋の決断をしたようです」(テレビ局関係者)