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辻元清美の“スパイ”とされた作業員が関係を否定し安倍支持者であることを告白! 産経と安倍はデマ拡散の責任を取れ

 前回の記事でも指摘したように、こうしたデマを平気で垂れ流すのはネトウヨの常套手段だ。何度もターゲットとされ、デマに晒されてきた辻元議員は気の毒にも程があるが、しかし、今回の問題は、さらに大きいものだ。

 というのも、そもそも何の根拠もないこの流言を「疑惑」と称し産経新聞やフジテレビの番組が紹介し、そして、総理大臣たる安倍首相があろうことか国会で取り上げたからだ。

 産経新聞は3月28日に「民進・辻元清美氏に新たな「3つの疑惑」 民進党「拡散やめて」メディアに忖度要求」というタイトルで記事化。前述した2つのデマにくわえ、やはりネット上でもち上がっていた、大阪府豊中市の野田中央公園が国との契約金額が約14億2000万円だったのに国庫補助金を受けて最終的に市の負担が約2000万円におさまっていたという問題を取り上げ、国庫補助金が決まった後に辻元議員が国交副大臣を務めていたことを指摘していた。

 だが、この問題を「疑惑」と呼ぶのは無理がありすぎるだろう。補助金が予算化されたのは麻生内閣時代であって、民主党は引き継いだだけにすぎない。だいたい、公園は公共用地であり自治体の取引であって、森友問題のように私的な事業ではない。この件に辻元議員が絡んでいたとして、いったい誰に「便宜を図った」ことになるのか。むしろ、安倍政権や維新の会が森友問題で窮地に立たされたことから、民主党政権時の隙を突こうと当時の国有地売却の事例を無理やり引っ張ってきて「疑惑」と言い出しただけだろう。

 そんなものを、腐っても大手紙に数えられる産経が何の取材もせずにネットの情報をもとに記事にしたことは、いわば産経がフェイクニュースを扱うネトウヨまとめサイト並みであることを自ら宣言したようなものだ。実際、荻上氏のインタビューに応じた作業員の男性は、28日に産経の記者と会い、辻元議員とは面識もないことなどを反論したと話していたが、30日16時現在、産経新聞およびWeb版の産経ニュースにこの件についてのお詫びなどの記事は出ていない。

 さらに、同じ産経グループのフジテレビは、『Mr.サンデー』『とくダネ!』でこのデマを「疑惑」として取り上げており、作業員の男性はこれらの番組にも抗議を行ったという。じつは男性は同局の『新報道2001』の取材を受けて事実関係を述べており、にもかかわらず他番組でデマ報道をされてしまったというのだ。この件については、『Mr.サンデー』のプロデューサーより連絡があり、「『申し訳なかったです』という一言もいただけた」と言う。

 しかし、このデマを電波に乗せて解説していたのは、安倍応援団の御用ジャーナリスト・山口敬之である。山口は『とくダネ!』で「昭恵さんは100万円渡していませんという悪魔の証明に与党側は苦労してるところなんだけど、今度は野党側の辻元さんはそういうことをしてないという証明しなきゃいけないんですね」と話し、辻元議員へのデマを森友問題と同列に扱い、問題を矮小化しようと必死だった。

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