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森友学園問題で安倍首相の“虚偽答弁”が次々発覚!「妻は報酬を受け取っていない」と言ってたのに昭恵夫人への支払記録

 もちろん、あの言っていることがコロコロ変わる理事長のことだ。2年前の対談時には自分を大きく見せるために法螺を吹いていた可能性はあるだろう。しかし、今回の国有地払い下げが大問題になったあとも、籠池理事長は安倍首相との関係について、こう具体的に証言しているのだ。発売中の「週刊朝日」(朝日新聞出版)3月10日号では取材に対しこう語っている。

「5年ぐらい前にPTAの紹介で知り合った。首相になられる前で昭恵夫人と先に知り合って小学校の見学に来てもらい、住吉大社にもご一緒させていただいた。総裁選に出られなければ、安倍晋三記念小学校になっていたかもしれない」

 ちなみに、大阪府の住吉大社は全国の住吉神社の総本山で、安倍首相も地元・下関の住吉神社を何度も参拝している。渦中の籠池理事長がここまで言っているにもかかわらず、安倍首相と本当に面識がないというのは、ちょっと考えにくい。いや、というより、安倍首相は昭恵夫人が小学校の名誉校長に就任することは承知していたと国会で認めている。時の総理大臣が、一度も理事長に会ったことがないのに、妻が名誉校長につくことを承諾するなど、あり得ないだろう。

 しかも、安倍首相が説明する昭恵夫人の名誉校長就任の経緯は、誰がどう見ても不自然すぎる。安倍首相の言い分によれば、昭恵夫人は2015年に瑞穂の國記念小学院設立を記念する講演会に呼ばれた。そして、講演の直前に「名誉校長になってください」と籠池理事長から頼まれ、断りきれなかったという。ようは「私の妻は名誉校長を嫌がったが強要されたんですよ」と同情を誘おうというわけだ。

 しかし、当時の昭恵夫人の様子を確認すると、これもかなり無理のあるストーリーとしか言いようがない。仮に、昭恵夫人がイヤイヤ名誉校長にさせられたのならば、少なくとも籠池氏や森友学園の宣伝などしないだろう。ところが、昭恵夫人は森友学園で講演をした15年9月5日、Facebookで〈大阪の塚本幼稚園にて講演。園児達は大変お行儀が良く元気です。毎朝君が代を歌い、教育勅語、論語や大学などを暗唱〉と報告した上で、さらに塚本幼稚園のURLを貼り付けていた。これは、明らかに積極的な宣伝行為。相当な好意がなければファーストレディがここまでしないはずだ。

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