ASKAセルフカヴァーアルバム『12』(ユニバーサル・シグマ)
〈Askaさん、10年間、、いえせめて3年間は準備に掛けて欲しかったです。そして盗聴被害内容も明らかにした方が良いです。警察さん、話も聞いてあげて!〉(原文ママ)
“お騒がせ女優”として知られる石原真理(旧芸名・石原真理子)が覚せい剤取締法違反で逮捕されたASKAについてこんなブログをアップ。ちょっとした話題になっている。
その内容は〈ASKAさんは私のブログを見ていられたのだと思いました。私により勇気を得て告発されたのですね〉などといった意味不明な記述も多く、ネットでは、もっぱら「石原さんこそおかしい」などとネタとして消費されているのだが、しかし、その石原のブログのなかにちょっと気になる記述があった。それはこういうものだ。
〈阿片や大麻、蔓延させてきた裏社会の沫殺を願います。──ところであのクリニックのH元医師なる人物(ブログでは実名)はどうされました? 玉置は行っていましたよ。Smapの木村君もね。── 一応事実まで。〉
石原がなぜ、唐突にH医師の名前を出したかというと、ASKAの最初の覚醒剤逮捕のときに元主治医として話題になった人物だからだろう。ASKAは逮捕前、覚醒剤使用を否定して「アンナカ(安息香酸ナトリウムカフェイン)を処方されていた」と釈明していたが、これを処方したのがH医師だった。H医師自身も情報番組『ノンストップ!』(フジテレビ)に出演し「アンナカを処方したのはわたしなんです。やっぱり、作曲は長くなるし、アンナカは目を覚まさせるからね」と語っていた。
しかも、H医師が関わっていた薬物事件の関係者はASKAだけではなかった。 H医師は“ニンニク注射”の開発者であり、そのニンニク注射を通じて数多くの芸能・スポーツ業界人の御用達医師として知られていたが、「女性セブン」(小学館)2014年7月3日号にはこう記されている。
〈そして注目すべきは、前述したASK容疑者だけでなく、酒井法子(43才)、押尾学(36才)など覚せい剤や違法薬物で逮捕された人物、さらに番長・清原和博(46才)のように薬物使用疑惑が報じられた者までも、H医師(記事では実名・以下同)を頼っていたということだ。〉