扶桑社「Weekly SCOOP!」中吊り
最新号でもゲスの極み乙女。川谷絵音の未成年タレントとの熱愛をスクープするなど、破竹の快進撃を続ける「週刊文春」(文藝春秋)。新谷学編集長には各メディアからインタビュー依頼が殺到しているらしいが、そんな“文春砲”のトップが最近、意外な雑誌の企画に登場した。
「「なぜ『週刊文春』だけがスクープを連発できるのか? 『週刊文春』編集長 新谷学×映画監督 大根仁」
こう銘打たれた対談記事が掲載されたのは9月30日に発売された「Weekly SCOOP!」(扶桑社)だ。聞きなれない雑誌名だが、この雑誌は10月1日に公開された福山雅治がパパラッチを演じる主演映画『SCOOP!』(大根仁監督)の宣伝のために、舞台になった劇中雑誌「週刊SCOOP!」を実際に発行したもの。その中の企画として同作の大根監督が日本最強の“スクープ”雑誌である「文春」新谷編集長にインタビューをしたということらしい。
しかも、大根監督が聞き上手なのか、映画の宣伝媒体ということで気を許したのか、新谷編集長はこれまでのインタビューではあまり見せなかった出血大サービス、ぶっちゃけとも言えるスクープの舞台裏を語っている。
たとえば劇中で、リリー・フランキー演じる“情報屋”について、大根監督から「実際にいるものなんですか?」と聞かれた新谷編集長はこんな驚きのエピソードを語っている。
「ああいう人は本当にいるんですよ。(略)政治スキャンダルを追っていても、塀の上スレスレを歩いているような人たちと付き合うことが多くて、ネタ元だった人がパクられることもある。だけどそういう人たちに限って義理堅くて、お中元やお歳暮を送ってくれるんですよ。家では『今日の食卓は、合わせて前科何犯だな』とか言って、ありがたくいただいているんですけど(笑)」
さらに実際の取材手法についての詳細もまた生ナマしい。今年1月、甘利明経済再生担当相(当時)を“涙の辞任”に追い込んだ賄賂事件スクープについても新谷編集長はこんな舞台裏を暴露している。