吉本興行株式会社HPより
俳優の高畑裕太容疑者の強姦致傷事件が勃発以降、各局ワイドショーは連日のようにこれをトップ扱いで大きく報じ続けている。そこにコメンテーターとして出演する芸能人たちもこの事件を深刻そうに語っている。
千原ジュニアもそのひとりだ。千原は8月25日に放送された『白熱ライブ ビビット』(TBS系)で高畑容疑者が俳優デビューして以降、環境が激変したとしてこんなことを語っていた。
「道を歩いていても、“ファンです”とか“握手して、サインして”とか、環境が変わった中で、どこかで“俺やで”っていうのがあったんじゃないか」
つまり、“自分は芸能人だから何をしても許される”という傲慢さが高畑容疑者にあり、その甘えや慢心が事件を起こしたのではないかと言うのだ。高畑の事件の真相はまだはっきりわかってはいないが、芸能人だから許されるという驕りは確かに芸能界に蔓延しており、うなずける部分はある。
だが、千原ジュニアのこの解説を聞きながら、頭をよぎったのは「それ、お前が言うか」というツッコミだった。
というのも、ジュニアには、それこそ、「芸能人の奢り」丸出しで、女性を暴行しようとした事件の現場に“共犯者”として同席していた過去があるからだ。
言っておくが、これは噂話で書いているわけではない。ジュニア自身が公共の電波で笑い話として語っているのだ。
それはいまから6年前の2010年6月26日に放送された『人志松本のすべらない話』(フジテレビ系)でのことだった。番組に登場した千原ジュニアは先輩芸人の木村祐一とある女性と、3人で食事をしたエピソードを語りだした。
「まあ、ええ感じになって、お互い大人ですから。当時キム兄が住んでいた、ひとり暮らししていたマンションに、ちょっと一緒に行こうと」