「ふかわとのイベントは降板前に決まっていたのですが、自分の降板にふかわやナベプロが絡んでいることを知ったため、連絡を一切とらなくなってしまったんじゃないでしょうか」(前出・スポーツ紙記者)
実際、ワイドショーは一切報道していないが、前述したふかわと岡本のイベントでも、この『5時に夢中!』の降板問題が大きな対立点になっていた。
当サイトはイベントに実際に取材に行ったわけではないが、間接情報を総合すると、外部からの圧力をにおわせ、「過激発言を求められてやってたのに、裏でお荷物扱いされて心外」というニュアンスのことを言った岡本に対して、ふかわは「圧力はなかった」「あなたが好き勝手に言えたのは、周りのみんなが尻拭いしていたからだ」「あなたはウソをついている!」と罵倒したという。
そして、岡本が反論すると、ふかわは「芸能界には定められた枠ってものがあるんですよ!」と開き直ったとされている。
そう考えると、今回の騒動は、『5時に夢中!』という番組がまさに“芸能界の枠”に取り込まれてしまったことからおきたといってもいいかもかもしれない。
「それまで『5時に夢中!』の司会は徳光正行、柴田光太郎、逸見太郎といったパッとしない2世芸能人が務め、コメンテーターも芸能界や大手事務所といったしがらみから無縁の人選が圧倒的でした。しかし、ふかわが司会を務めた2012年の数年前から、ふかわと同じナベプロ系の中尾ミエや女優の美保純などといった著名芸能人を起用するようになった。番組の影響力の増大と同時に、芸能界の力学から無縁でいられなくなったのです」(前出・スポーツ紙記者)
そんななかで勃発したのが、作家・中村うさぎの降板騒動だった。それまで『5時に夢中!』で人気コメンテーターだった中村が15年1月30日のブログに「二度とあの番組には出ない」と降板を表明。その理由は、共演していた美保純に対する「ポルノ女優のくせに」との差別的な発言だったとされた。これに対し、番組プロデューサーから謝罪を求められた中村は「絶対にそんな発言はしていない!」と猛反発。しかし、プロデューサーは結局“芸能人”である美保の主張を優先したといわれている。
こうした番組の“変化”によって、事務所に所属せず、空気を読まず、言いたい放題を貫き通してきた岡本のような存在は許されなくなった。その結果が、今回の岡本の降板だったのではないか。