岡田や小山のこうしたSMAP無視発言が事務所に指示されたものかどうかはわからないが、少なくとも解散騒動以降飯島氏とSMAPの功績をなかったことにしようという空気があることはまちがいないだろう。
なかったことになるのは、SMAPの歴史だけではない。もうひとつ気になるのが、『SMAP×SMAP』(フジ)の動向だ。
既報のとおり、飯島氏の信頼が厚かった『スマスマ』チーフプロデューサーの黒木彰一氏がここにきて更迭され、打ち切り説が一気に濃厚になっている。後番組は嵐と関ジャニ∞のバラエティが噂される始末だ。
実際、『スマスマ』現場はいまだ異常事態が続いているという。収録に観覧を入れられない状態が続き、観覧に集められたファンは映像を見せられ声だけ収録され放送ではその音声がかぶせられているという。名場面再放送や未公開映像など過去映像でお茶を濁し、5人一緒の企画やトークはなく、海外セレブも多く訪れたビストロのゲストが出川哲朗だったり、とテレビ画面のこちら側からですら現場のやる気のなさがありありと見てとれる。「5人旅」のような強力企画や豪華ゲストを投入し、視聴率回復をはかるような気概は皆無だ。
とりあえず3月打ち切りは回避されたが、このまま無為無策で視聴率はどんどんジリ貧になり、9月には打ち切りも止むなしという空気になっていくだろう。
現在SMAP5人での活動は歌仕事をのぞけば、『スマスマ』のみ。『スマスマ』がなくなれば、SMAPは名目上解散こそしていないものの、5人での活動はなく、グループとしては開店休業状態になってしまう。歌仕事についても、シングルの発売もライブツアーもまったく予定が聞こえてこない。
SMAP解散は回避されたように思われたが、このままではやはりSMAPはジャニーズ事務所に殺されることになりそうだ。
(島原らん)
最終更新:2017.11.24 08:57