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もう一度言う! 野党は牛歩をやれ! 審議を引き延ばせばデモがさらに広がり安倍政権は必ず追い詰められる

 もはやこれでは、野党が問責決議案や不信任決議案を出すのは当然だろう。義は明らかに野党側にある。

 さらに、もうひとつ、今回、フィリバスターをやることに意味があるのは、国会をものすごい数のデモ、国民の反対の声が取り囲んでいるからだ。

 シルバーウイークまで審議を引き延ばせば、反対の声はさらに大きくなり、国会前のデモも何倍もの規模に膨らんでいくだろう。全国各地で大規模なデモが行われ、ウォール街の占拠や、香港の雨傘運動のような動きが起きる可能性もある。

 安倍首相は9月末に国連総会に出席する予定が控えているため、シルバーウイークに入ってしまうと、採決できる日程は24日と25日しかなくなり、デモの動きがさらに大きくなれば、法案を廃案に追い込める可能性は十分ある。

 だからこそ、野党は参院本会議であらゆる手段を使って審議を引き延ばすべきだ。残念ながら、趣旨説明や討論の発言時間を10分以内に制限する動議が自民・公明両党から出されてしまったため、長時間演説によるフィリバスターは難しくなったが、今、予定されている安倍首相の問責決議案、安倍内閣の不信任決議案以外にも、下村博文文科相の国立競技場問題での問責決議案など、片っ端から問責決議案をだせばいい。

 そして、採決に持ち込まれたら、絶対に「牛歩」をやるべきだ。1992年の牛歩では31時間を費したが、その2倍、3倍の時間をかけたっていい。 

 民主党の中には、「牛歩は国民の支持は得られない」などという意見もあるようだが、今回はまったくちがう。国会前のデモの参加者に聞いても、ほとんどの人が「牛歩でもなんでもやるべきだ」と言っている。

 安倍政権に操られたメディアの批判など相手にする必要はない。野党は平和を望む国民の声にだけ耳を傾けるべきだ。
(野尻民夫)

最終更新:2015.09.18 07:53

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