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安倍親衛隊フジテレビが御用記者・田崎史郎と結託してSEALDsを騙し討ち! 学生相手に恥ずかしくないのか

 まず、奥田氏は、与党が行う集団的自衛権の説明が「個別的自衛権で対応可能」な話でしかないことを突き、国会がはじまる以前に安倍首相が米議会で演説し、勝手に約束してきたこと、さらに自衛隊トップ・河野克俊統合幕僚長が昨年末に米軍へ安保法制の成立を「来年夏までに」と伝えていたとする内部資料にも踏み込み、自衛隊と米軍がすでに合同演習をはじめている点などを挙げて「きちんと(国民に)説明できていない」「この法案にもプロセスにも反対している」と述べた。じつに真っ当な反対意見である。

 これを受けて司会の伊藤利尋アナウンサーは「与党サイド、政府サイド、当然反論があるかと思いますよね」と言い、田崎氏に振る。すると、田崎氏はこんな話をはじめた。

「たしかに米議会の演説のなかで安倍首相は触れられているんですけれども、その前からずっと言われていることなんです。議会演説だけを聞くと目立ちますけど、決してそうではない」

 いや、奥田氏が問題にしているのは、国民の同意もなく勝手に安倍首相が米議会で明言してきたことであって、田崎氏の反論はたんに話を矮小化しているだけだ。くわえて、国民に向けてもまともに説明もできず、それに納得ができないから、いま、世論調査でも60%を超える国民がこの法案に「反対」しているのだが。さらに田崎氏は「集団的自衛権を行使しないと、日本は守れないという局面もあるというのが政府の解釈なんですね」と述べたが、これは奥田氏の「個別的自衛権で対応可能」の反論に何もなっていない。

 しかも、安保法制は11法案からなるが、それがわかりづらい、という話題になると、田崎氏は「非常にわかりづらいですねえ。ぼくも一生懸命勉強したほうなんですけど、説明も聞いたんですけど、それでもわからない。存立危機事態と重要要求事態の区別がいまだにつかない」(発言ママ)と言う。すなわち、このジャーナリストはわかってもいないものを賛成しているのである。

 一方、奥田氏は具体的に安保法制の不備を挙げ、「たとえば新3要件のうち2要件と3要件について、法案上に明記されていない」と指摘。「法案自体のクオリティの低さが目立ってきている」と問題点を提示したが、これを伊藤アナはスルーして次の話題へ移った。

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