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辛坊治郎にヨイショされ竹田恒泰と嫌韓トーク…安倍首相が『そこまで言って委員会』でネトウヨに癒されてご満悦!

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読売テレビ『そこまで言って委員会NP』番組HPより


 なんなんだこの番組は? 先日、本サイトでスクープしたとおり、安倍首相は4日の国会をサボって関西へ行き、読売テレビの2番組に出演したが、4日の『情報ライブ ミヤネ屋』生放送に続いて、昨日6日、『そこまで言って委員会NP』(以下、委員会)が放送された。

『ミヤネ屋』の内容が安倍首相の主張をなんの批判もなしに垂れ流す“タイコ持ち番組”だったことは既報のとおりだが、『委員会』は、超タカ派の主張を繰り広げ、ネトウヨから絶大に支持されている番組で、安倍首相は同番組に過去に十数回も出演している。より安倍礼賛色が強くなることは火を見るよりも明らかだったが、実際、放送された内容は、想像をはるかに超えるトンデモっぷりだった。

「左翼くんの安倍政権・安保法制徹底チェックスペシャル」と銘打たれた今回の放送。安倍首相の出演は番組開始30分後ぐらいからだったのだが、その前に冒頭から「左翼(ひだり・つばさ)くん」なる着ぐるみのゆるキャラが登場。この「左翼くん」に「国会前の安保反対デモは国民の声」「安保法案の正体は戦争法案だ」といったようなことを言わせ、それに対して、コメンテーターが一斉に反論して袋だたきにするという仕掛け。ようは咬ませ犬をつかって、安倍首相がスタジオ入りする前に安保法制反対論をつぶしておくという“地ならし”を行ったのだ。

 しかも驚いたのは、いざ安倍首相が登場すると、「左翼くん」が退場してしまったことだ。「左翼くんの安倍政権・安保法制徹底チェックスペシャル」はタイトルだけ、『委員会』は安倍首相に最初から安保法制について反対派の意見をぶつける気などツユほどもなかったわけである。

 では、『委員会』は代わりに安倍首相に何を問い、何を語らせたのか。

 盛大な拍手と歓声(「ウヒョー!」という声まで聞こえた)に包まれながらスタジオに姿を現した安倍首相。まずは司会の辛坊治郎からの「いま国会開会中で、(出演は)じつはまずいんじゃないですか?」という質問に、「国民にしっかりと説明せよと言われておりますので、総理大臣の役目として、こういう番組をつうじて、国民のみなさまにわかりやすく説明したいなと思いまして」と返答する。

 国会をサボって全国ネットでもない偏向番組に出演する理由の説明にはまったくなっていなかったが、もちろん辛坊はスルー。そして、安保法制について安倍首相にこう話しかけたのだ。

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