嵐最年少のニノと松潤がもう32歳って…
先日、放送された日本テレビの大型音楽特番『THE MUSIC DAY 音楽は太陽だ』。なかでも話題を集めたのは、総勢51名、計10組のジャニーズ所属タレントたちがグループの枠を超えてユニットで披露した「ジャニーズメドレー」だ。
しかし、本サイトでも過去に何度も取り上げてきたように、出演者はジャニー喜多川氏の姪で後継者と目される藤島ジュリー景子氏率いる“ジュリー派”で固められ、SMAPチーフマネージャーの飯島三智氏による派閥である“飯島派”をものの見事に除いた露骨な構成。そのため、ジャニーズウォッチャーのあいだからは「またか……」とため息が洩れた。
もちろん、そんな内部抗争を知らない一般視聴者にとっては、「ジャニーズメドレーなのにSMAPは出ないんだ」程度の話。むしろ、視聴者にインパクトを与えたのは、「なんか年寄りばっかじゃない?」「若い子がいないけど……」というほうだ。
たしかにこの日、出演したグループは、デビューが古い順にTOKIO、V6、KinKi Kids、嵐、タッキー&翼、KAT-TUN、NEWS、関ジャニ∞、Hey! Say! JUMP、ジャニーズWESTといった面子で、最年長はいわずもがなTOKIOの城島茂で44歳、最年少はジャニーズWESTの小瀧望で19歳。51名中、半分以上が30代だったのだ。
それもそのはずで、嵐は最年少の二宮和也と松本潤も今年で32歳。関ジャニ∞にしても全員30代で、横山裕と渋谷すばるはもう34歳である。この日、出演しなかったSMAPも香取慎吾を除いては全員40代になってしまったし、若手といわれるKis-My-Ft2も最年長の北山宏光は今年30歳を迎える。
そう。いまジャニーズが抱えている最大の問題は、ジュリーvs.飯島といった内部の問題ではなく、主要グループメンバーの“高齢化”問題なのだ。
しかも、高齢化が進んでいるにもかかわらず、結婚しているメンバーはごく少数。近藤真彦や少年隊といった大御所クラスを除けば、SMAPの木村拓哉にTOKIOの山口達也、V6の井ノ原快彦、俳優専門の風間俊介のみだ。別に結婚することが偉いわけでもないし個人的な趣味の問題だと思うが、この圧倒的な数の少なさには、高齢化が進んでいるにもかかわらず、ファン商売というアイドルの呪縛には縛られ続けているジャニタレたちの実情が浮かび上がってくる。