左「うえにし小百合オフィシャルウェブサイト」より/右・歌会始の儀に初出席された佳子内親王(YouTube「FNNnewsCH」より)
国会サボリ疑惑によって維新の党を除籍されてしまった上西小百合・衆議院議員。当初伝えられた“国会サボって彼氏と温泉旅行”という下世話さや、“浪速のエリカ様”なる口にするのも恥ずかしいニックネーム、竹内力も真っ青な秘書の巻き舌などニュース的にはキャッチーな要素が満載で、ワイドショーがこぞって上西議員の話題を大々的に取り上げる事態に。
だが、肝心の国会サボリ疑惑の追及以上になぜかクローズアップされたのは、上西議員の顔。「メイクが濃すぎる」という問題だった。
たとえば、住田裕子弁護士は『モーニングバード!』(テレビ朝日系)で、「女性からいくとね、なんか嘘ついている、あのお化粧、あのアイメイクが、ものすごく癇に障るんですよね!!」と熱くコメントし、『サンデージャポン』(TBS系)では西川史子が「そもそも化粧がちょっと……下まつ毛が」と指摘。関西の情報番組『あさパラ!』(読売テレビ)では、分厚すぎるメイクで有名なハイヒール・リンゴが「私が言うのも何ですが、化粧が濃い」とツッコみ、さらには濃厚メイクの代名詞であるデヴィ夫人までもが取材で「あの方はおかしいわ。まず、あなた、議員なのにまつげ上下にあれだけマスカラつけるなんて」とダメ出ししている。
このようなワイドショーでの流れを受けてか、ネット上でも上西議員のメイクに批判が殺到。「よく言った!」「モヤモヤが晴れた」などと賞賛する声が圧倒的だ。そして、国会サボリ問題はすっかり影を潜めて“上西議員のメイクは女子ウケが最悪!”という謎のアンサーで幕が下がろうとしている。
いやいや、コメントしたメンツを見るとあのメイク、むしろ「おばさんウケが悪い」だけでは?……という素朴な疑問はさておき、問題は、上西議員のメイクはなぜ、これほどまでに叩かれなくてはいけないのか、というほうだ。上西メイク術とは、そのじつ、流行りを取り入れたもののようにも見えるからだ。
たとえば、いまもっとも人気を集めているメイク術といえば、多くのファッション誌でメイクを担当するイガリシノブの“イガリメイク”。3月末に発売された『イガリメイク、しちゃう?』(宝島社)は全国で品切れ店続出、現在、入手困難のメイク本となっているが、この“イガリメイク”の特徴のなかには、これまで以上に高い位置に入れるチークや、リップグロスを用いたぽってり唇がある。上西議員の場合、イガリメイクほどではないものの、チーク位置も高く、唇もポッテポテである。