百田氏ももう言い逃れできない!?(「やしきたかじんメモリアルサイト」より)
「百田さん、これが本物のノンフィクションやで!」(Amazonの内容紹介より)──。昨年11月の発売直後から騒動になってきた『殉愛』(幻冬舎)の嘘を徹底的に暴く書籍が本日23日、発売された。『百田尚樹『殉愛』の真実』(宝島社)だ。
執筆陣は、〈月刊誌『宝島』編集部を“管制塔”としたフリーランス記者、週刊誌記者、テレビ・音楽業界関係者、法曹界関係者、ネット系ニュースサイトの横断的ネットワーク〉である宝島「殉愛騒動」取材班を中心に、『ゆめいらんかね やしきたかじん伝』(小学館)の著者である角岡伸彦氏、『マングローブ ─テロリストに乗っ取られたJR東日本の真実』(講談社)などの著作で知られる西岡研介氏という、ともに神戸新聞記者を経て講談社ノンフィクション賞を受賞した2人のジャーナリストが名を連ねている。
多くの出版社系マスコミやテレビが百田氏の文壇タブーに触れることを恐れ、「週刊文春」(文藝春秋)や「週刊新潮」(新潮社)、「FRIDAY」(講談社)などが百田氏の言いなりとなって偏った情報を流すなか、冒頭で紹介した言葉の通り、百田氏が“ノンフィクション”を謳う『殉愛』に対して、ノンフィクションのプロが検証に乗り出したという格好だ。
すでにAmazonでは21日の予約段階から売り上げランキングで1位を獲得。発売前にもかかわらず、早売りで同書を手に入れた人びとによって80を超える高評価のレビューが投稿される事態に(23日0時現在)。いかに同書が注目を集めているかがわかるが、肝心の内容も、さまざまな角度から念入りに取材を行っていることがうかがえるもので、本サイトでは迫りえなかった衝撃的な記述がいくつも掲載されている。
なかでも注目したいのは、『殉愛』のなかで百田氏によって徹底的に悪者扱いを受けなから、これまで沈黙を守っていたたかじんの元マネージャー・K氏や前妻の反論が掲載されていることだろう。
K氏については、『ゆめいらんかね』で同氏を取材した角岡氏がその証言を記述しているのだが、そこで書かれている内容は、『殉愛』で書かれている記述とは大きくちがうものだった。