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編集局長がKGBのスパイだった!? 産経が頬かむりする「売国」的過去

 ところが、産経新聞はこの後、とんでもない行動に出る。「文藝春秋」の発売2日後の5月12日付朝刊で大きく紙面を割き、編集局次長の住田良能(後に代表取締役)の署名でレフチェンコ証言を「まったく虚偽である」「「文藝春秋」誌の読者が、本紙に関する彼の発言を多少なりとも信じては気の毒なことになる」と完全否定したのだ。そう、2ヶ月前に大々的にスクープとして記事にした証言者を、自社の不正を暴かれたとたん、根拠らしい根拠はほとんど示さないまま「デタラメ」と断じたのである。

「自らの不祥事をごまかす卑劣な行為」「特定の意図をもった記事づくり」「事実の切り貼り」そして「売国」――。

 産経新聞や夕刊フジはこの間、朝日新聞をこう批判してきたが、これらの表現は産経新聞にこそふさわしい。

 ちなみに朝日新聞はレフチェンコ証言については、産経新聞のスパイ疑惑も含め、一貫しても信憑性に疑問を呈していた。
(エンジョウトオル)

最終更新:2015.01.19 05:21

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