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篠田麻里子のブランド倒産! 酒井法子がタレントショップの裏を暴露

 少々話は逸れてしまったが、酒井法子が振り返った80年代のタレントグッズ文化と、篠田麻里子の「ricori」に代表される現在のタレントファッションブランドとでは、かなり違いがあるようだ。前出の芸能関係者はこう分析する。

「80年代のタレントショップの場合は、タレントの名前やキャラを大々的に出しているので、そのタレントの人気と売り上げが直結します。なので、タレントの人気が落ちれば、すぐにショップを撤退することができる。でも、篠田の『ricori』の場合は大人の女性向けブランドで、一見して篠田がデザインしたことはまったく分からない商品。篠田がファッション誌でモデルをやっているとはいっても、メインのファン層は20代から30代の男性ですから、婦人服なんて売れませんよ」

 タレントのファッションブランドというと若槻千夏の「W・C」(・はハート印)がある。現在、若槻は「W・C」と決裂しているが、タレントブランドの成功例といわれている。

「『W・C』は、ファストファッションブランド『WEGO』内に設立されたもの。『クマタン』というキャラが人気で、女性アイドルがテレビや雑誌で着ていたことで、人気に火が着きました。方向性の違いで若槻は撤退したものの、現在は『WEGO』内ブランドとして継続しています。若槻本人としては、不本意な点もあるとは思いますが、若槻の知名度を利用して、ブランドを大きくしたということでは、成功といえますね。篠田の『ricori』も、『W・C』を手本にしていたのでしょうが、『クマタン』のようなキャッチーなキャラもなかったし、なかなか難しかったんだと思います」(前出・芸能関係者)

 酒井法子の「のりピーちゃん」しかり、若槻千夏の「クマタン」しかり、タレントグッズにはやはり一目でわかるキャラクターが必要だといえそう。ガチなファッションブランドを目指した時点で、篠田麻里子の「ricori」の失敗は決まっていたのかもしれない。
(金子ひかる)

最終更新:2014.09.16 08:04

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